第十訓 コスプレするなら心まで飾れ ページ30
「なんだ!?」
「陀絡さん倉庫で爆発が!!」
「転生郷が!!」
「俺の用は終わったぞ。」
「!」
「あとはお前の番は銀時。好きに暴れるがいい。邪魔する奴は俺がのぞこう。」
「てめェは…桂!!」
「違〜〜う!俺はキャプテンカツーラだァァァ!!」
爆弾をぶん投げる桂。
「やれェェェ桂のクビをとれェェ!!」
『オイオイ私を忘れて貰っちゃあ困るぜェ。』
ニヤリと不敵に微笑み真剣を構えるアキの姿があった。
「「アキ!!」」
『オーラオラオラァ!!』
「「「ぎゃぁぁぁアアア!!」」」
「こ、こぇー…。」
「恐ろしきアキ…。」
「てめーら終わったな。完全に”春雨”を敵にまわしたぞ。今に宇宙中に散らばる”春雨”がてめーらを殺しにくるだろう。」
「知るかよ終わんのはてめーだ。いいか…てめーらが宇宙のどこで何しよーとかまわねー。だが俺のこの剣こいつが届く範囲は俺の国だ。無粋に入ってきて俺のモンに触れる奴ァ将軍だろーが宇宙海賊だろーが隕石だろーが
ブッた斬る!!」
そして二つの刀が交わり…
「クク…オイてめっ…便所で手ェ洗わねーわりにけっこうキレイじゃねーか…。」
倒れたのは陀絡の方であった。
「アーダメっスねホントフラフラして歩けない。」
「日ぃ浴びすぎてクラクラするヨ、おんぶ。」
「何甘えてんだ腐れガキども。誰が一番疲れてっかわかってんのか!二日酔いの上に身体ボロボロでも頑張ったんだよ銀さん!」
「僕らなんて少しとはいえヤバイ薬かがされたんですからね!」
『まぁまぁ銀時が二日酔いなんて今にはじまったことじゃないでしょ。自業自得ね。』
「アキちゃん辛辣ゥ!!」
『黙らっしゃい。』
「とりあえずつきあってらんねー俺先帰るからな。」
そういった銀時だが一歩も動かない新八たちに痺れを切らして
「いい加減にしろよコラァァァ!!上等だおんぶでもなんでもしたらァ。」
勢いよく走ってくる新八と神楽。
「元気爆発じゃねーかおめーら!!」
「銀ちゃん私ラーメン食べたくなってきたヨ。」
「僕寿司でいいですよ。」
「バカヤロー誕生日以外にそんなもん食えると思うなよ!!…ったくよ〜重てーなチクショッ。」
「フン。今度はせいぜいしっかりつかんでおくことだな。」
『そうねぇ…またあのときの二の舞なんてならないようになればいいけどねェ。』
第十一訓 男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある→←第十訓 コスプレするなら心まで飾れ
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作者名:アキ | 作成日時:2018年9月11日 0時