死が2人を分つから (ページ19)

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17話ページ19

　
見渡せば動物達に囲まれていた
　
　
　
白竜「は…⁇」
　
　
『あ、起きた。おはよう』
　
　
『ってわぁわぁわ⁉︎』
　
　
　
無言で藍色の髪の少女の肩を両手でガッチリと掴んだ
　
　
そして頭のてっぺんから足までじっくりと見る
　
いる。夢じゃない。
　
　
　
『お〜い？』
　
　
白竜「あっ、すまない」
　
　
いや、何をしているんだ俺はっ
　
　
　
慌てて手を離す
　
　
『大丈夫、大丈夫。それより頭大丈夫？』
　
　
白竜「…本当に申し訳ない。」
　
　
　
『え？……、、あ！いや違うよ‼︎そっちの意味じゃなくて頭打ってたからまだ痛いかの話で別に君が私の体をベタベタ触』
　
　
　
白竜「そ、そうか！」
　
　
少女の言葉は少しだけ更にグサッときたが気にしてないと言われ安心する
　
　
　
　
　
　
『…まだ外にでたら危ないからここにいなよ』
　
　
　
　
『この子を助けてくれてありがとう』
　
　
　
　
さっきの白ヤギは何もなかったかのようにピンピンしている
　
　
　
　
　
　
白竜「…貴様は一体、、」
　
　
　
　
　
　
『私は"ミコト"。貴方ずっと私のこと探してたよね』
　
　
　
　
好奇心と悪戯心がいっぱいに入った瞳はキラキラしていた