家に帰りたい 5 届け。 (ページ21)

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アルトゥールside
　
　
　
俺たちはオリオンを裏切り敗北した
　
　
　
きっと他の使徒達と同じように消されるかと思ったがベルナルド様のおかげか
　
　
監督や周りの大人に変わった様子もなく
　
　
　
今まで滞在していた合宿所に戻る事になった
　
　
　
　
ルシアン「なぁ、俺もベルナルドさんに会って話がしたい」
　
　
　
マセロ「俺も…、」

　
ルシアンの一言で他のメンバーもその意見に賛同する様になった
　
　
　
アルトゥール「監督！少しだけ時間をください」
　
　
　
　
ブラジル監督「…。10分で戻ってこい。私は君達の監督になれて良かったと思う」
　
　
自分はこれぐらいしか出来ないと承諾してくれた
　
　
　
　
俺たちは選手専用の通路を走る
　
　
　
　
　
しかし
　
　
アルトゥール「っ！」
　
　
　
⁇「きゃっ⁈」
　
　
　
アルトゥール「す、すみません」
　
　
　
ルシアン「おい、何してるんだよっ」
　
　
　
曲がり角で向こうから歩いてきた人物とぶつかってしまった
　
　
　
　
そして
　
　
アルトゥール「って、君は…、」

　
自分がぶつかった相手に驚愕する
　
　

　
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その頃のイナズマジャパン
　
　
更衣室の中
　
　

　
つくし「ケンくん？」
　
　
　
私はりんねちゃんいや、レイラちゃんが拾って大切にしていたペットである犬の名前を呼んだ
　
　
　
試合中はレイラちゃんが居なくなった今でも犬用キャリーの中に入ってもらって一緒に観戦していたのに
　
　
　
突然吠え出した
　
　
いつもは無駄に吠えることも無く良い子にしてたのに
　
　

　
稲森「どうしたの？」
　
　
　
皆さんも突然ケンくんが吠えはじめた事に心配そうにこっちを見る
　
　
　
杏奈「一度出してあげてみては？」
　
　
　
つくし「う、うん」
　
　
　
「っあ！」

　
　
カギを開けた瞬間ケンは飛び出した
　
　
　
そして不運にも開いていた扉からも出て行ってしまった
　
　
「ま、まって！」
　
　
　
私はすぐに後を追った