【黒子のバスケ】てんさい

25話 ページ28

｢こんばんは、ごめんね明日試合あるのに電話して｣




その日の夜、さつきに昼間のお礼を忘れる前にしておいた




｢ううん！若松さん、うちのCの人から連絡貰った時はびっくりしたけど、大丈夫だった？｣




｢お陰様で。すぐ彩先輩来てくれたから、特に何事もなく。｣




｢ほんとに？｣




こんな時のさつきは鋭い。




心配をかけたくないのもあるけど、なにより私は大丈夫




｢本当だよ。手も出されなかったしね。｣




仮に出されたとしてもそこら辺の人に負けるとは思わないけど。




兄弟喧嘩で培われた攻撃力は伊達じゃない




｢なら、いいけど…。そうだ！｣




納得してないけど、仕方ないって感じかな




｢なに？｣




｢今吉さんがね、ルナと連絡先交換したいって言ってたの、教えてもいい？｣




｢今吉さん？別にいいけど…｣




私何かしたっけ？




特別大事な話とかもした覚えないんだけど




｢ありがとう！今度、ルナの方にも今吉さんの送るね！｣




｢うん、よろしく｣




明日は決勝だからと、あまり長話せずに通話を切った




｢なんか、元気なかったな。さつき｣

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