【黒子のバスケ】てんさい

15話 ページ18

｢勉強教えてください｣




｢わざわざ俺をマジバに呼んだ理由がそれか断る帰る｣




｢帰らないで！まって！ほんとにダメなんです物理基礎！｣




そう、部活にばかり気を取られていたがもうすぐ期末テストだ。




私は基本的に勉強もできる方だが、物理分野だけは苦手。中間テストも教えて貰って何とか15位以内に入れたくらい




｢だいたい中間の時も教えてやっただろうが｣




｢だから期末もお願いしてるんですよ。ね、花宮さん可愛い妹分のわがままだと思って！｣




花宮真




無冠の五将“悪童”なんて悪評は有名だけど、正直私はどうでもいい




だって自分に害がないし。



何より同ポジとしては尊敬できる所が多い




｢花宮さーん…｣




兄さんと同い年なこともあって中学時代から何かと関わりもあった




｢はぁ……わかったよ、教えてやるからそんな顔するんじゃねえ｣




｢やった！ありがとうございまーす！｣




｢元気じゃねぇか！｣




｢え？｣




私がそんな簡単に凹むわけないじゃんね




顔に出さないようにするのは基本でしょ？




｢ったく、ほら早くワーク出せ｣




文句言いながらもちゃんと面倒見てくれるんだよ
ね。花宮さん面倒みがいいから




｢どこが分からねぇの｣




｢全部｣




公式覚えれば解けるとか言われても、何が何だかわからない人にはわからないんだよ




呪文にしか思えない




｢はぁ…基礎から解いてみろ、ほらここら辺｣




馬鹿にしながらも教えて貰って、なんとか応用まで解けるようにはなれた




｢相変わらず飲み込みが異様に早いこった｣




｢私の武器ですからね。｣




飲み込みの速さと頭の柔軟性なら割と自信がある




｢だけど物理はダメなのかよ｣




｢なんか嫌い｣




だってつまらないじゃん




生物やってた方がまだいいなぁ私




｢今日はありがとうございました｣




あれから数時間やって今日はお開きになった




｢俺が教えたんだからそれなりの点数取れよクソガキ｣




じゃーな、なんていって帰ってしまったけど、わたしにはわかる









｢花宮さんのデレだ…｣









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ありがとうございます！
とてもはげみになっております


ここまで読んでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、オリキャラとの絡みがある程度ないと進まないこのお話。どうか見捨てずに最後までお付き合い頂ければと思います

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