才場の娘は十傑評議会メンバーです

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一方えりなside

ｺﾝｺﾝ

「入って宜しくて」

「失礼します。えりな様」

「お呼びでしょうか？」

「今度の品は何で行くのかしら？」

「私が使うのは黒毛和牛のフィレ肉…等級は当然A5。しかもそれをひと月以上熟成させ、3日後に最もうまい状態へ仕上げます…その肉はいわばA5を超えたA5その美味さを最大に引き出す料理で丼研なんてサクッと潰してみせますよ！」

「期待してます」

「ですが…香音様が…」

「香音がどうしました？」

「香音様が相手の方を持っています。」

「直接参加はしてらっしゃらないと思いますが一応参加しています。」

「そう…」

「第零席が方を持ったやつになんか負けません！」

「頑張りなさい。」

「失礼します」

香音が丼研の方を持ったのか…一筋縄では行かない

これだけが言えること。だが、勝たないとあいつを遠月から追放出来ない。




香音side

「今日のお勤めご苦労様でした。明日はいよいよ食戟ですね。」

『そうですわね。』

「お食事はいかがなさいますか？」

『いつも通りで結構よ。あ、仕事は全部破棄で』

「わかりました。」




ー翌日ー


ｺﾝｺﾝ

「お嬢様、起きてらっしゃいますでしょうか？」

『……zzZ』

ｶﾞﾁｬ

「失礼致します…お嬢様？」

『ん…？』

「もうすぐ食戟が始まりますよ？体調がどこか優れないんですか？」

『もうこんな時間…？』

「はい。美奈子様もお待ちです。」

『朝食は要らないわ。ごめんなさいね』

「では、失礼します」

寝坊してしまったわ…こんな時に限って…！美奈子からも着信が何通もあった。こんな体疲れてたのね。




〜10分後〜



準備終わった！

『美奈子おはよう。待たせて悪かったわね』

「香音様おはようございます。大丈夫です、体調の方はどうですか？」

『問題ないわ。ただ、体が少し疲れて寝入ってしまっただけよ。』

「朝食の方は？」

『もう食戟始まってるわよね？時間ないわ。出発しましょ？美奈子、車の手配を』

「はい、完了しました」

『じゃ、いくわよ』

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