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距離感の急変 ページ16

RYOサイド

R「おはよー!!」

Y「お、珍しいwちゃんと通常通りに来てるw」

R「何そのいつも遅刻が多いみたいな雰囲気!?」

S「いやいつも時間オーバーで来とるけ珍しいよ」

R「確かにw…あれ、Aは?」

今日は土曜日の部活。いつも目覚ましかけても
起きられなくて、遅刻することが多いけど今日
はしっかり起きることが出来たのだ。

Y「分からんけど荷物はあるから来てはいる。」

S「俺が来た時にも居なかったし。」

つまりはしらはんの方が先に来たのか。まぁい
つものことっちゃいつもの事なんだけど。

R「…あれは、翼くんの荷物?」

Y「そうやろーね。だから2人は来てるってこと」

もしかして手出されてたりしないよね…?いや、
別に俺が不安になることはないけど。その場合
ゆうまが何を言うかわからんのが怖い。

「あ、先輩たち!おはようございます!」

R「あ!A!おはよう!!」

いつものように笑顔で挨拶をするA。ほんと
礼儀正しくていい子だよね。可愛いし。自慢の
幼なじみ?的なやつ。わりと本気で。

K「おはようございます!先輩!」

R「…おー!翼くんもおはよ!早いねー?」

K「なんか初の土曜日練習楽しみで!w」

この会話だけなら、純粋でイケメンな男子高校
生なのに…本当にたらし?ってくらい爽やか。

Y「何時ぐらいに来たん」

K「8時半くらいかと!でも驚きました、Aが
もっと早い時間から1人で練習してたから!」

「多分これから当たり前になってくるよ、」

K「ほんま?毎週末、部活に早く来とんの?」

「うん。ダンス楽しいからね。」

…あれ、なんだろう。2人の雰囲気が変わった気
がする。前よりも和やかな雰囲気というか、穏
やかな雰囲気というか…。

S「じゃあ俺らは今からアップして、2人は構成
の確認しててもらおうかな。お願いできる?」

「はい!了解です!西浦くん、ここ確認しよ?」

K「おん、ええよ!続きやんな?」

…今、Aはっきり言った。今まではさん付けで
敬語使ってたのに、くん呼びでタメになってる。
それに気づいたのは俺だけじゃなかった。

Y「…アップ、すんぞ。」

ゆうまが明らかに動揺した。まぁしらはんも浮
かない表情してるけど。これは、早くも危ない…
でもA自身もあいつの本性知ってるよね…?

K「Aのここの振付大きく動ける?」

「うん、全然余裕はあるよ笑」

K「じゃあお願いするわw」

Aは何を考えてる?どうして急変したの…?
俺ら3年だけが、置いていかれる一方だった。

好きになるきっかけ。→←素の優しさ、だったり。



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設定タグ:SLH , KARASU , 踊り手   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まい | 作成日時:2020年10月14日 17時

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