幕開け ページ28
ーー緊急招集！緊急招集！産屋敷邸襲撃ッ！！
柱稽古の最中だった。
鴉によるその知らせが舞い込んだ
『実弥っ！』
｢行くぞォ！！｣
御館様、御館様！！早く行かなきゃ、御館様が！
全速力で走った。
産屋敷邸が見えた時、産屋敷邸が爆破された。
『おやっ...かた...さま...』
｢A！絶望する暇はない！戦うんだァ！！｣
『っっ倒す...！！』
悲鳴嶼さんが戦ってる
鬼が血鬼術の様なものに囚われてる。
｢御館様になにしやがったァァ！！｣
｢無惨だ！鬼舞辻無惨だ！奴は頸を斬っても死なない！｣
『こいつが無惨...！』
｢風の呼吸 漆の型｣
『雷の呼吸 伍の型』
怒りと悲しみが混ざり合い、刀が震えてしまう
｢大丈夫だァ、落ち着けェ｣
攻撃が届く前に不気味な空間に落下した。
上下左右がぐちゃぐちゃな空間。
『実弥っ...！』
｢...泣く暇もねェ...｣
『わかっ...てる...』
｢俺も言えねェけど...｣
『雷の呼吸 弍の型 稲魂』
『気持ちわりー鬼共が次から次へと...』
｢かかって来いやァ｣
｢『皆殺しにしてやる』｣
『雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷！』
｢風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹｣
『ﾁｯ...めんどくせー鬼共がよぉ...』
｢全部下弦程度の強さかァ｣
『ここに留まっても仕方ねぇ。進も』
｢おう｣
｢鬼の気配が散らばっててよくわかんねェな｣
『玄弥、獪岳、善逸、炭治郎、伊之助...大丈夫かな』
｢Aの継子達は大丈夫だろ、信じろォ｣
『...そうだよね。行こう！』
朗報、悲報が飛び交った。
しのぶちゃんが上弦の弍と格闘の末亡くなった。伊之助とカナヲも加わり撃破。
炭治郎、冨岡、煉獄が、上弦の参を撃破。
上弦の参...列車の時に倒したはずだ
穴埋めされていたのか？
善逸と獪岳で上弦の陸撃破。さすが私の弟弟子であり継子。ここも穴埋めされていたのか。
『あの時の気配』
｢間違いねェなァ｣
上弦の壱
上弦の壱が玄弥の背後に突如移動。
斬られるっっ...
『玄弥！！ｯｯ義弟に触んじゃねぇ！』
｢兄妹で鬼狩りとは｣
『義理の弟だ。』
｢...姉さん｣
なんとか上弦を受け止めた。しかし玄弥の両腕は斬られていた。
無一郎は柱に刺されている
もっと早く来ていれば...
｢あの時の雷の柱か。久方ぶりだ｣
『今度こそてめぇを討つ。』
｢変わらぬ精神力。｣
｢風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐｣
｢兄貴...！｣
『ははっ、旦那の登場だぁ』
｢あの時の風の柱
夫婦、兄弟で鬼狩りとは
懐かしや
夫婦での鬼狩りは数百年生きた中でも初めて見た｣
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作者名：Ka:ran | 作成日時：2021年1月19日 17時
