鬼ごっこの末掴んだ幸せ【不死川実弥】 (ページ23)

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宴の余韻ページ23

祝宴も終わり、盛り上がっていたこの会場となっていた実弥の屋敷の一室に私と実弥の2人きり。

『絶対忘れられない思い出になったね』
｢そうだなァ、これからはずっと一緒だ
絶対に離さねェ｣
『絶対だよ？ほんとに絶対離さないでよ？』

そう言ってもう一度唇を重ねる。
祝宴が終わったから紅が取れるなどの心配もせずに
さっきより長い時間、接吻を交わしていた。

『よーし。着替えたら片さなきゃね。』
｢そうだなァ、少し大変そうだ｣

しのぶちゃんと蜜璃ちゃんが、いつもの隊服に身を包み、片付けや私の着替えの手伝いに戻ってきた。

｢不死川さん、あちらのお部屋借りますね｣
｢おう｣
｢しのぶちゃん！私はこっち片しておくわ！！｣
｢はい、よろしくお願いしますね｣

白無垢からいつも通りの隊服に着替え、お化粧も落とす。
片付けのために部屋へ戻るともうほとんど片付けが終わっていた

『えっ、蜜璃ちゃん片すの早くない！？』
｢そうかしら？不死川さんとAちゃんはゆっくりしてていいわよ！！！｣
『でも』
｢いいですから、ゆっくりしていてください。｣

しのぶちゃんに背中を押され実弥の部屋へ向かった。

『実弥ー？入っていい？いいよね？入るぜ』
｢いいけど勝手に決めんなァ｣
『すまんすまん。なんか片付け追い出されたぜ。ゆっくりしろだってさ』

躊躇なく部屋へ入り実弥の横に腰を下ろし頭を実弥の肩に乗っけた。

『おー。ちょうどいいな身長差。最高』
｢そうかィ、そりゃァよかったよ｣

もうすぐ陽が落ちる。
いつもなら任務や警備などに出るが、今日は2人とも非番を頂いている。

初夜というやつだ。

どうなるかは知らんが、実弥次第だな

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玄弥とのこととか聞きたいし。