求婚鬼ごっこ【柱】 (ページ35)

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鬼ごっこ20 ページ35

不死川まだ来ず

『不死川ぁぁぁ！おはぎ柱ぁぁあ！！まだ来ない！？おはぎそんな食べてるんか！？あ！？』
｢なんだ、不死川の事を好きになったのか？｣
『ちげええええ！呼べって言われたから呼んでるんだよおおお！』

...あれ？これってさ
不死川の事好きってことにすれば
みんな追いかけてこないんじゃね？(ゲス)

...いやしかし！不死川に悪い！やめよう！
ほら！あちし優しいから？優しいからね？

｢よもや！それならまだ可能性はあるということだな！｣
『あんなぁぁぁ！恋愛とかよく分からんが！！おめぇらよりは不死川のが好感度高ぇわ！！わかるか！！』
｢恋愛感情がないのなら俺は手伝いを続ける。｣
『伊黒おおおお！とろろ昆布に釣られてること自覚しろおおおお！』
｢とろろ昆布のためだけでは無い。体力向上のためだ。勘違いするな｣
｢うむ！とろろ昆布くらいたくさんくれてやる！｣
｢本気出すぞ｣
｢よもや！本気で行くぞ！｣
『ぎええええええええ！やっぱりおめぇとろろ昆布じゃねぇか！！』

あー。これが本気ですか。。。

キツイ！！キツイ！！！
私の体力削られてもうやべぇよ！！

｢煉獄、もう一息だ｣
『やぁぁぁだぁぁぁぁ！！不死川ぁぁ！助けてぇぇぇぇ！』

まって、肩に煉獄の指が触れた
え、まって、まってまって

｢悪ィな遅くなってよォ｣
『不死川ぁぁぁあ！！救世主！！』

不死川に抱えられて不死川が走ってくれてます！！え、やだかっこよくない？

......ん？かっこいい？え？
今私不死川のことかっこいいって思ったの？え？

｢安心してる場合じゃねェぞォ！気をしっかり持てェ！！｣
『へぁっ...かっこいいいい！え、あ、すまぁぁぁぁぁぁん！！』

え、まって、今かっこいいって言った？私？
え？不死川を？え？待って？どゆこと？

｢くっ...今言うことじゃねェだろ！！しっかり捕まれェ！本気で走ってやらァ！｣
『すまねえ不死川！！』

不死川の羽織を掴むとあの時のように速度がびゅーんっと上がる！！

『やっぱたのしーーー！！！』
｢楽しむとこじゃねェ！！｣

そう言い前を見据えて走る不死川の顔は少し赤くなっていた。
自然とその顔に見蕩れている自分に呆れ
そして認めざるを得ない状況だと理解した。

ーこれが恋ってやつですか？