竜王の恋

悪戯【キュウビ】 ページ24

いつも済ましたその顔を、崩してみたいと思った。
驚きでもいいし、悲しみでもいい。快楽に溺れたものなら、なお良い。
要は、何でもよかったんだ。
その金色の瞳は、どのように変化するのか。
表情豊かな龍は、どんな反応をするのか。
見てみたい。どんな手を使ってでも。そう思った。
だから僕は、陽の当たる縁側で眠る君に、キスをした。
普段は隠されている唇に、触れるだけのキスを。
いつも眠りの浅い君には、それだけで十分だったのだろう。
案の定君は目を覚まし、頬を染めながら僕を突き飛ばす。
僅かに潤んだ瞳は、怒りからなのか羞恥からなのか分からない。
けれど僕の好奇心を埋めるには十分だった。
それじゃあまたね、と言ってその場を立ち去ろうとする。
「ま、待てっ！！」
そう言って君は、僕を引き止めた。
「ぃ・・・」
聞き取れないほど小さい声で、君は何かを言った。
「ん？なんだい？」
身を屈め、僕は目線を合わせる。
すると君は、顔を真っ赤にして半ば怒りながら叫ぶ。
「もう1回しろと言ったんだ、何度も言わせるなバカ！！」




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お久しぶりです。
最近部活が忙しくて来れませんでした。
今回は 咲羅様からのリクエストです。
タイトルと内容があっていない気がしますが、そこは大目に見ていただけると幸いです。
もう本当に駄文過ぎて泣きたくなりました。
楽しんでいただけていると幸いです。

メビウスの輪【時空神エンマ】→←ムーラン・ルージュ《太陽神エンマ》

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