佰肆拾弐頁─作戦開始 3─ ページ7
「この図書館は内務省の
彼等は先程出迎えてくれた男性と同じくスーツを着用しており、当然かもしれないが僕は谷崎さん以上に居心地の悪さを感じているという妙な自信があった。
少し歩くと如何にもセキュリティが厳しそうな扉が目に入る。
谷崎さんがその扉を開けるとそこには以前見たものよりも小さなヘリコプターが鎮座していた。
「特務課の超小型強襲機、[夜烏]。これをボクが操縦して、
隠そうにも滲み出てくるそこに込められた緊張感。
僕は車に乗る前の探偵社での会話を思い出していた────
「単独潜入...ですか?」
武装探偵社の会議室。
あの会議の後、僕は太宰さんとAさんに呼び出された。
彼等の後ろにはホワイトボードがあり、そこには乱歩さんが手に入れてきたであろう資料が数枚貼られている。
「そう。手に入った資料によると組合は地上での総攻撃を計画中らしい」
『敦君にはその隙を突いて手薄な空中要塞白鯨に潜入し、
Aさんがマーカーペンで白鯨の内部情報が書かれた資料を指しながら今回の作戦内容について伝える。
しかしそれは想定していたものとは全く違い、僕は上手く理解が出来ずにいた。
「そんな大変な作戦を僕一人で?」
『単身潜入となると、人選は不測の事態にも対応可能な戦闘系異能者が望ましいんですよ』
「ま、早い話探偵社の中で敦君が一番逃げ足が速いからね」
太宰さんがAさんの言葉に相槌を打つように笑みをこぼして続ける。
「それに敦君は白鯨に捕えられて土地勘がある。加えて、最悪失敗しても君なら殺されず捕えられるだけの可能性が高い」
確かに、と僕は内心深く頷く。
拘束されていたと云っても少なからず内部の構造を知っているわけだし、組合のボスは何かを探すために僕が必要だと云っていた。
だとすれば再び捕まってもそこまで酷いことはされないかもしれない。
「君以上の適任者は居ないよ。やってくれるかい?」
いつもの太宰さんからは想像が出来ない真剣な表情。
それに対しての僕の返答は一つしか無かった。
「太宰さん、Aさん。やります」
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
351人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【文豪ストレイドッグス】元.ポートマフィアの指導者 Part 6
【文豪ストレイドッグス】元.ポートマフィアの指導者 Part 4
もっと見る
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まんじゅうねこ(プロフ) - 煉華☆さん» ゲームでの名前は其の侭「まんじゅうねこ」です!ありがとうございます! (2018年11月2日 17時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - まんじゅうねこさん» 初めまして、こんにちは(*^^*) フレンドは大丈夫ですよ!「4555 8960 3456」←こちらでいけると思うので、ゲームでの名前を教えていただけると助かります。コメントありがとうございました! (2018年11月2日 17時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - すいません、文マヨのフレンド申請を送っても良いでしょうか……。 (2018年11月2日 16時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ありがとうございます!風花楓音で申請しました! (2018年9月30日 10時) (レス) id: cdcff714b1 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - のんさん» こんにちは!大丈夫ですよ(*^^*) コメント欄にIDが書いてあるので、申請して貰えたら嬉しいです。 (2018年9月24日 14時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:煉華 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/renka_kazetani
作成日時:2018年7月14日 17時