佰参拾玖頁─見舞イノ策略 2─ ページ4
「[35人殺し]ですか。彼女は危険異能者を隔離する無人機にて拘束中と聞きましたが」
「あぁ。だから特務課に手を回して貰いたくってね。出来るだろう?」
太宰が見舞いに持ってきた果物籠から苺をつまんで口に運ぶ。
Aはそれを羨ましそうに眺めていた籠に手を伸ばすことはなかった。
「確かに特務課なら超法規的な司法取引による免責も可能です」
“その少女が本当に探偵社員ならば、ですが”
その一言に病室の空気が変わる。
所詮、殺人は殺人。
それが彼の主張だった。
「確かに特務課と探偵社は協力関係にあります。しかし社員でもない人間、しかも大量殺人犯に特赦を与えるのは僕の権限では不可能で────」
『でも他の援助でなら協力出来る。対組合作戦支援なら喜んで首を縦に振ってくれるんじゃないですか?』
諭すように云う安吾の主張を遮り、Aは一色で統一された花束から彼に視線を移す。
その朗らかな声とは裏腹に彼女の目は奥深くを覗いていた。
「そうかい。...また来るよ」
Aの言葉に頷き肯定する安吾を見て太宰は椅子から立ち上がる。
彼は
壁にもたれかかっていたAも重心を前にし姿勢を戻す。
「太宰君、Aさん。治療と引き換えに協力する取引、確かに受諾しました。だから一つ教えてください」
背後からかかった安吾の答えを求める声に、二人は動き始めていた足を止める。
彼は一呼吸の間を置き、そして口を開いた。
「正体不明の車に突っ込まれた時、何故か僕の席の
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まんじゅうねこ(プロフ) - 煉華☆さん» ゲームでの名前は其の侭「まんじゅうねこ」です!ありがとうございます! (2018年11月2日 17時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - まんじゅうねこさん» 初めまして、こんにちは(*^^*) フレンドは大丈夫ですよ!「4555 8960 3456」←こちらでいけると思うので、ゲームでの名前を教えていただけると助かります。コメントありがとうございました! (2018年11月2日 17時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - すいません、文マヨのフレンド申請を送っても良いでしょうか……。 (2018年11月2日 16時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ありがとうございます!風花楓音で申請しました! (2018年9月30日 10時) (レス) id: cdcff714b1 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - のんさん» こんにちは!大丈夫ですよ(*^^*) コメント欄にIDが書いてあるので、申請して貰えたら嬉しいです。 (2018年9月24日 14時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煉華 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/renka_kazetani
作成日時:2018年7月14日 17時