サトリの彼女は超大変でした【今吉翔一】

サトリは嫉妬します―7― ページ16

電車を降りて、改札を出る。


サトリの姿はない。



よし、これでサトリに今日のことを知られる恐れはないだろう。


私はほっと胸をなでおろした。


それにしても、やけに疲れたな〜。


早く帰って寝よう。


私は安易な気持ちで帰路についていた。


誰かにつけられているとも知らずに……………。


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.



家に着くとすぐ、電話がきた。



それは私が絶対に今話したくない相手、




.





今吉先輩だった。




.




やややややばいぞー！


手が震えてきたーー！！！:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):


まさかこれバレてないよね！？


大丈夫だよね！


誰にも見られてなかったはず！！




..................だよね？



私はこれまでないぐらいにドキドキしながら、


応答ボタンを押す。




.





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貴「はい、もしも.....................。」



今『分かっとるよなぁ、A？』



私の心臓の鼓動が一気に高まった。



((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ



やばい、どうしようやばい(σ･ω･)σ



いやそんなことを言っている場合じゃなーい！！




貴「いや、あのですね、えっと、


わ、訳があって.....................！」


やばいよ、これ多分激怒だよ(((;・ω・;;;)))


今『訳って何や？』



貴「うぅ.....................。」


声の威圧がパないですよぉ.........。



今『ったく、黄瀬は何考えとんねん、人の彼女に.........。』



うわぁ、イラついてる...............。


こんなに本気でイラついてる今吉先輩は久しぶり.........、というか初めてだ。


.





今『ワシは最近あんまりAと直接喋ってないんやで.........。』



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ん........................？


まさか、これは...........................。




.



貴「まさか、嫉妬してるんですか？」



今『........................A？』



貴「す、すいません！(´ヮ｀;)」



電話越しにも恐怖を感じるってすごいよね...。


でも...............なんか可愛いな、今吉先輩...............。


この後は多分お仕置きが待っているだろうけど、可愛い今吉先輩が見れてなんか嬉しいw



私は少しだけ笑みを浮かべていた。

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