･ ページ10
.
.
「 おい、帰るぞ ＿＿＿ 」
彼奴の席まで迎えに行き、声を掛け、そのまま教室を出ようとした、が。
「 っ、ほく、と、 」
Aが俺の制服の裾をきゅ、と掴んだ。
思わず振り返れば、彼女は視線を逸らした。
何時もより紅く染った頬が俺の
「 どうした、？ 」
可笑しい。何時もの調子はどうした。
なんて、不安になって確りと相手へ身体を向ける。
「 っその、ほくと、じゃなくて、 …… ほっくん、 」
その声を聞いた時、なにか心臓の辺りにくるものがあった。
ぎゅ、と締め付けられるような感覚。
何時もよりずっと、可愛らしく聞こえたような気がした。
いや、正直何時も可愛いとは思うが。
″ ほっくん ″ なんて、呼ばれたのは何時ぶりか。
「 ぁ、あの …… 私、ほっくんに何時も酷いこと言っちゃってて、、偶に不安になるんだけど、 」
「 ほっくんに、嫌われてないかな、って 」
嫌われてる、なんて思っていたのか。
幼馴染だと言うのに？ そんなことで？
いやいや、有り得ない。
「 …… 嫌ってない、けど 」
「 わ、私！ ほっくんのこと、好き …… だから … 」
「 北斗も、私のこと、好きで … いて欲しいな 」
「 …… 馬鹿。 、お前のこと、… 好きだから 」
.
.
「 おっしゃ！！！！ 北斗帰るぞ！！！ 」
は？
いやいやいやいや。 今までの可愛さどこいったよ。
心臓が追いついてないわ。
「 はーーー …… はいはい 」
この方がお前らしいよ。
.
.
彼女の頬は、まだほんのりと色付いていた。
.
..
ギャップ萌え((
初のSixTONES作品ですが、、ここまでいかがでしょうか？
赤星 目指してるので、高評価、お気に入り登録とか是非！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1055人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
