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手を重ねて。 ページ44
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「 そういえばさ、俺聞いてなかったんだけど 」
「 北斗のどこが好きなの？ 」
「 そういうの聞く？普通 」
私がそう笑うと、きょもくんは真剣な目付きで「聞いてんの！」と言う。
恥ずかしくて、視線をそらしてしまう。
「 …… 言ってよ 」
「 、、目が綺麗なところ、 」
「 …… っえ、 」
「 とか、！！！！ 」
はい終わり、なんてきょもくんの手を引いて教室へと足を運んだ。
もう言いたくない、恥ずかしい。
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他にも、好きなところはいっぱいあるけどね。
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「 お、Aときょも 」
「 ちょーど来たね 」
「 あれ、�眞呂世院� 」
「 もーみんな屋上行ったよ、俺はお前ら待ってたんだけど 」
そう言うときょもくんはダッシュで屋上へと向かった。
コーチと、並んで歩く。
「 …… コーチ？ 」
「 A、よかったじゃん 」
「 俺は、お前と北斗が幸せそうに笑ってんのがいちばんすき 」
″ 北斗のこと、幸せにしてやって ″
..
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