45.休憩 ページ45
Aside
朝？
私は今どこにいるのだろうか
目を開けると、タオルに包まれているであろう保冷剤が視界を支配した。
このベッドはどこぞのベッドで、私はどこで睡眠など取っているのか？
そのまま保冷剤を目の上から取る
『美人』
千切「それAが言うの？」
目の前に美人がいた。
違う違う、千切豹馬がいた。
千切「医務室でボディクリーム的なの探してたら、目腫らしながら寝てるから冷やしてみたよ」
チームＺって性格できてる子、多くない！？
千切「うん、だいじょぶそうだね」
私に顔を寄せジッと目を見てきた。
あまりに綺麗に笑うもんだから、無意識で彼の頬に手を触れた。
千切「なに？」
『少なくとも医務室にボディクリームなんて洒落ついたものは置いてないと思う』
千切「うん、無かった。ワセリンくらいあるかなって思ったけどそれすら無かった」
あ、髪の毛も綺麗、キューティクル
なんだこの雄っぽさを感じない中性的な美しさは
千切「ハハ、おれ男だよ？」
声に出てたか？
てか私、人との距離感の取り方バグってない！？
そもそも昨日から、世一と廻と話しをしてから調子がおかしい。
『綺麗に男も女も関係ないでしょう？』
そのまま彼の頬に触れていた手を離そうとすると
突然手を掴まれた
千切「そういうことじゃないんだよね」
『ふーん？』
なるほど、そっちね。
挑発的な目をやり返す
千切「いつでも襲えちゃうから、気をつけてねお姫様」
『そんなことしないって分かってるよ？お嬢さん』
千切「お嬢さんじゃないってば」
『そのまま返すよ、私だってお姫様じゃない』
目が合う
なんとなくおかしくなってお互い笑い合う
千切「俺の名前は豹馬だよ」
『そんなこと知ってるってば』
そう言うと少し驚いた顔をされた
千切「俺のこと知ってんの？」
『何言ってるのよ、当たり前に知ってるってば』
何言ってんだ？
『私の名前はAAだよ、よろしくね』
千切「知ってるよ、Aは普通に有名じゃん」
有名？
私顔出したの最初だけだから、有名なはずないんだけどな
この施設に入ってから、私は絵子さん、アンリさんのようにモニターにも出ていないし、事務所に引きこもってPCと向き合いっぱなしだから
46.ボディークリーム ※千切side→←44.エゴい ※潔side
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かにみそ(プロフ) - 緒臣さん» コメントありがとうございます！豹馬くんにはあの綺麗なお顔でシレっと強気でいて欲しいと個人的に思っています。笑 (2022年11月6日 21時) (
レス) id: 095408bbf2 (このIDを非表示/違反報告)
緒臣(プロフ) - 豹馬くんかっこよすぎてかっこよ死しました (2022年11月6日 20時) (レス) @page47 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
かにみそ(プロフ) - airaさん» コメントとても嬉しいです！ありがとうございます^ ^ 応援頂けると本当に頑張れます！今後も是非遊びに来てください！ (2022年10月24日 19時) (レス) id: b4f4061743 (このIDを非表示/違反報告)
aira(プロフ) - 凪くんと玲王くんの小説どタイプすぎます泣更新頑張ってください！楽しみにしてます♡ (2022年10月23日 23時) (レス) @page7 id: 45cab6be0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにみそ | 作成日時：2022年10月22日 14時
