【ブルーロック】２人の野良猫と宝物と

39.仕事ぶり　※絵心side ページ39

それより




絵心「大学の推薦枠ってたかが高校生のAちゃんがどうやって取ってきた？」




『うち、大学の理事とかもやってたりするんで』




アンリ「出た！Aグループの力！」




『あとは“既に快諾頂けててブルーロック枠貰えてる大学もあるんですけど”とかなんとか言ったらじゃあうちも１枠くらい、みたいになるんですよ。しかも普通にこの国少子化だし』




アンリ「プロチームにはなんて言ったの？」




『別に特別なことはしてないですよ。スカウト陣に紹介データ送らせてくださいって言ってるだけです』




絵心「その前に進級できるかできないかのクレームがありそうなもんだが」




『それは予備校に掛け合いました。今年だけサポートお願いしますって。主に卒業とか進級とかさせられるレベルの学力までにしてくださいって。』




アンリ「今年だけ？」




『来年からは学校側にやらせますよそんなん。こっちだってボランティアじゃないんですから。』




ホント、経営者の娘らしいものの考え方してんな。




アンリ「予備校の費用なんてよくあったねぇ？教育費ってかなり高いじゃない？」




『まぁぶっちゃけここでのウチの予算が、ウチのグループ会社(予備校)に移動すると思えば』





アンリ「うわーやり方になんか壮大な力感じるわー」




実際壮大だしな




『移動、とは言っても、諸経費人件費諸々で移動させるのにもお金かかるんで利益無しですよ。むしろマイナスです』





この高校生、どこまで考えてんだ？

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