美女と関ジュ 1 (ページ15)

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SideA

A「おはよう、ございます……」

草間「お嬢おはよ！」

朝田「おはよ！」

大橋「今日も頑張ろな！」

真鳥「さ、やるで～」

古謝「お嬢、今日も早いなぁ」

今江「おはよぉ～」

丈一郎「猫、おはよ」

誠也「ほらA、はよ着替えてき」

Funkyのメンバーは今日も変わらずに

声をかけてくれる。

けど、うちがお嬢様やって知ったら……。

A「はい。着替えてきます……」

今日は少し激しめのダンスを固めていく。

真鳥「A、ワンテンポ遅れとるで。

大橋、そこ右からやなくて左から。

今江、手の位置もうちょい上」

まとくんからの指摘ももらいつつ固めていく。

でも、急に視界が真っ暗になって

そこからの記憶はない。

Side真鳥

今日はダンスにキレがなく

テンポも遅れとるA。

Aらしくないなぁと思いながら見とったら

Aが膝から崩れ落ちた。

真鳥「A！！」

間一髪、近くにいた丈が

Aが床へ打ち付けられる前に抱きとめた。

丈一郎「猫！おい猫！！」

丈がいくら呼び掛けても目を開かない(主人公)。

それよりも、いつもに増して真っ白な顔と

目の下のクマが気になった。

寝不足？貧血？

Aのまぶたをめくると真っ白だった。

朝田「貧血かな？」

今江「とりあえず運ぼう」

俺らの中で比較的筋肉質な今江が

Aを楽屋まで運んだ。