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みんなへ報告3 ページ8

あ「けど、どうしても怖くて…あたしの過去が出ることで、キスマイにも何かしら影響が出るのは目に見えてる。それが原因でここまで築いてきたものが壊れたら、キスマイが壊れたらって思うと…あたしのことは何を言われてもいいけど、みんなを傷つけることになるかもしれないって思ったら、どうしても自分だけで決められなかった」

玉「で、ミツに相談したの?」

あ「うん。みっくんに話したら受けたらどうかって。あたしと同じような境遇の人が見たら勇気をもらえるんじゃないかって。……厳しい意見があるかもしれないけど、今のキスマイは絶対に壊れたりしない、何があっても支える、8人で乗り越えようって言ってくれたの。そう言ってくれたからあたしはオファーを受けようと思えたんだ」

みんなにあたしの思いを伝える。どうしても分かって欲しい。

北「なあ、Aも言ってたけど、今回のオファーはきっとジャニーさんは受けて欲しいんだと思う。Aが傷ついたり、キスマイが厳しい意見を言われるかもしれない。そんなことも全部ジャニーさんは分かってる。分かってて受けて欲しいんだよ」

千「どういうこと?」

北「俺たちはデビューまでの下積みが長かったし、デビューしてもなかなか上手くいかなくて…でも、やっと今少しずつ軌道に乗ってきただろ?そんな時だから俺たちに乗り越えて欲しいんだよ、きっと」

みっくんの話をみんな真剣な表情で聞いてる。もちろん、あたしも。

北「Aがキスマイに入るって認めたとき、過去を知ったとき決めただろ?何があっても絶対に守るって。俺たちはもう守られるだけのガキじゃないし、一人じゃない。8人いれば絶対何があっても乗り越えられるって俺は思う。だから今回のオファー受けること認めてほしい」

あたしのことなのに自分のことのようにみんなに話をして説得してくれるみっくん。
そんなみっくんの優しさが本当に嬉しくて涙が込み上げてきた。

宮「A?泣いてるの?」

一斉にあたしの方を向く7人w

あ「大丈夫(*^^*)みっくんの優しさが嬉しくて…」

姿勢を正し、改めてみんなの顔を見る。

あ「みんな、大事な話なのに勝手に決めて、本当にごめんなさい。でも、みっくんが8人なら大丈夫って言ってくれたから、何があっても頑張れるって自信になったの。だから今回のオファー受けること、認めて下さい!!」

みんなに頭を下げる。

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作者名:千夜 | 作成日時:2014年9月16日 20時

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