姫の異変4 ページ13
玉森side
藤「不安を夢に見てるから寝不足なのかな?」
横「かもね。さっきも『行かないで』『一人にしないで』って言ってたし」
千「寝てもそんな夢見たら起きちゃうし、もう一回寝れないよね…」
宮「でもさ、今は落ち着いて寝てる感じしない?」
一斉に俺の方に注目する。確かに座ったままっていう、決して寝やすい状態ではないのに俺にしがみついたまま寝てるAの表情は穏やかだ。
ニカ「ということは、玉と一緒なら寝れるってこと?」
横「その可能性はあるね」
北「いや、玉に限らず、俺らなら大丈夫なんじゃないか?」
藤「その根拠は?」
北「さっき言ってただろ?『一人にしないで』って。たぶん、俺たちがAのとこから離れていってるっていう夢を見てるんだと思うんだ。夢でいなくなった俺らを捕まえとくためにスキンシップが多くなってるんじゃないか?」
横「確かに、そう言われれば納得できるかも。スキンシップの相手がランダムなのも夢で見たのが影響してるのかもな」
藤「じゃあ、今日からAの家泊まりに行く?7人いれば誰かしら行けるだろ」
ニカ「賛成!!」
北「よし、決定♪」
Aside
この日からあたしの家に誰かしら泊まりに来て一緒に寝る日が続いた。最初は訳が分からなかったけど、夢のせいで寝不足だったのに、みんなと寝てると夢も見ずに寝ることができた。
この時のみんなの会話を知ったのはもう少し後のこと。
異変に気づいて、あたしのために考えて、自分の時間を削ってくれたみんなには感謝の気持ちしかありません。
みんなありがとう。大好きだよ。
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作者名:千夜 | 作成日時:2014年9月16日 20時