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過去編~名前の呼び方~6 ページ40

北山side


北「おい、おまえら!!」


何なんだ、あいつらは!!ニカのは確実に言い過ぎだろ!!
あいつらへの説教は後にして、とりあえずはAのフォローが先だ。

北「A?ニカたちのことは気にするなよ?後で俺らが…」

話とくからって言おうとしたら、目の前のAの体が傾き倒れる。

藤「え!!A!?どうした!?」

あ「っ!ぅっ!はぁ!!っっはぁ!!」

横「なんだ!?過呼吸か!?」

過呼吸!?こんな急に…いや…ずっとニカ千のことを気にしてたんだ…

玉「俺、医務室行って先生呼んでくる!!」

宮「俺も練習止めてもらえるように言ってくる!!」

二人の声に我にかえる。

藤「過呼吸の時ってどうしたらいいんだ?!」

横「確か、紙袋とかを口に当てて呼吸を落ち着けるとかじやなかった?!」

北「紙袋っつってもそんな都合良く…」

俺らが焦っていると、

あ「っ!!か…ばんの…なか…っっ!!あた…しの!!」

Aの言葉に驚きながらも、Aの鞄の中を探すと、内ポケットに小さく畳まれた紙袋が入っていた。

急いで広げてAの 口に当てる。

北「A、落ち着いて!!ゆっくり吸って、吐いて…」

藤ヶ谷はAの手を握り、横尾さんは背中をさすっている。
内心メッチャ焦っているけど、そんな姿をAに見せると良くないと思い、必死に冷静を保つ。

しばらくすると少しずつ呼吸が落ち着いてきた。

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作者名:千夜 | 作成日時:2014年8月10日 21時

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