302話 ページ2
次の日、早めに起きてパパたちに練習内容を聞きに行く
今日は、俺にも秘密らしく何一つ教えてくれない
ただ俺は普通の中学生として参加するらしい
そのことを踏まえてコートに集まる
｢中学生51名、少々多すぎるそうです
今から落とすものが取れなかった人は帰りなさい｣
おれ、どこに帰るんだろ
あえて取らないでみようか
そう思い突っ立っていると色んな人が沢山のボールを1人でいくつもとっている
こりゃ50人じゃすまねえな
桃城｢えへへっ｣
越前｢これ、あげる｣
ジャッカル｢ほらよ！｣
柳生｢やれやれ、取り忘れてますよ｣
鳳｢これ、貰ってください！｣
侑士｢なんや、話聞いとったんか？｣
金色｢あらやだ、私もプレゼントしちゃうー！｣
千歳｢危なかねぇ｣
亜久津｢おらよ｣
橘｢じゃあ俺も｣
黒羽｢お！面白そうだな！｣
持っていたラケットにどんどん積まれていきタワーが完成されていく
予想と違う
幸村｢おや、気にする必要がなかったみたいだ｣
跡部｢愛されてんじゃねーの｣
渡そうとしていた2人は隣に来てタワーをからかってくる
高校生にも微笑ましそうに見られてしまい本当に予想と違って困ってしまう
あれ、なんで俺こんなことに
すると下品で有名な下番コートたちが声を上げる
ださい犬だな
下番コートは俺のことは知らない
知っているのは5番コートからだ
ちょうどいい、見せつけてやれ
酷いようだったら殺すつもりで殺ろう
唾液を吐き散らし威嚇してくる
法律違反だな
脅そう
｢待ってくれ、試合に関しては口は出さない
ただ、コートに唾液を吐くのは法律違反だ
あと、指示に反抗するなら業務執行妨害に成りうる
脅迫罪も追加されそうだ
それを踏まえた上で行動してくれ｣
汚い、せっかく掃除して綺麗にしているのに
ゴミが散らばる
｢あぁん？てめぇどの面下げてんだぁ！？
どつき回すぞ｣
こいつはヤクザが大好きな田中か
夢見るのはいいが全然なってない
後でお手本を見せてやろう
まずは試合で負けてもらいたい
そう思い無視を貫き通せば簡単に試合をしてくれる
はい、規則違反な
負けても気に入らないのか文句を行ってくる
よし、見せてやる
｢おんどれ、何言うとんな
どつき回したるぞ
わりゃあ、たいがいにせえよ
かばちたれんなや｣
確かよく言うのがこのセリフだったよな
千歳の博多弁ではなんて言うんだ
てか凄いよな
日本語でこんなに言葉が違うって
お前何言ってんだ。殴るぞ
お前いい加減にしろ
文句言うな
原型をとどめてないのに同じ意味ってすごいよな
今度は方弁を暗記するのもいいな
面白そうだ
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作者名：I like choco. | 作成日時：2021年8月25日 23時
