225話 ページ25
情けない
だけど嬉しい
そんな複雑な思いをぶっ飛ばすあの笑顔
あの笑顔を、あいつの
あいつらの笑顔を永遠に守りたい
そのために強くなってそばにいれる人間にならねえと
そしてアイツらの幸せと笑顔を守る
そう誓った
そこから越前がイップスから抜け出すことが出来た
そして天衣無縫の極みに達して今早いサーブを打った
幸村は反応することが出来ず唖然としていた
審判によるビデオ判定でコートに入っていたか
そんな話し合いが行われる
天衣無縫だぞ
入ってねえわけねえだろ
幸村は手も足も出ず１点取られた
青学、立海以外の誰もが声楽の勝利を確信したのだろうか
会場の空気が一気に変わり立海の応援の声が小さくなった
それに対し青学の応援の声は大きくなった
越前はまだまだだねと余裕を表す
次も返せない
そんな予想を幸村は覆した
軽々と返し越前に食いついていく
｢な、なぜだ……｣
そんな動揺する大石の声もスルーをする
良かった
練習の成果を出し始めた
そう安心しながら試合を見つめる
試合は6対5で立海の勝ちだった
安心の結果に強ばっていた体から力が抜ける
よかった
優勝の旗を目に涙を浮かべながら受け取る姿はとてもかっこいい
授賞式も終わりアイツらの出番もなくなったので帰る準備をする
階段を上がっていると後ろから気配がした
先に行かすか
通路側から抜けると腕を掴まれた
この手、この気配
｢なんですか
サムライ南次郎さん達｣
後ろを振り向かずそう言えば試合しようぜと言われる
｢足捻挫してるので｣
そう咄嗟に嘘を着けばさっきまで走ってたのにか
と跡部の声が聞こえる
｢来てくれんのんやったらしゃあないわー……
Aの黒歴史全部教えんとな｣
白石の問題発言に思わず顔を向ける
｢ん？なんや？自分から言いたいんか？｣
ニコニコと悪魔の笑いを見せてくる
｢あﾞぁ！やればいいんだろ、やれば！｣
意地になって言ってしまったがどうすれば……
ちゃんと本気でやらねえといけねえらしいし……
パパに許可……違ぇは俺もうパパの子供じゃねえんだ
赤の他人なんだ
ラケットを白石から借りコートに入る
サムライからのサーブで始まったこの試合
打球も重く速い
少しラリーを続けていると向こうから仕掛けてきた
わざとロブを打って俺を前に出させる
持久力消耗させていく気か……
俺持久力ないからな……
サムライゾーンを使い始め少し不利になる
それなら俺は手塚ファントムだ
だけど、ボレーを打ってきて意味がなくなる
これ俺が勝っていいのか？
勝っていいなら本気だすんだが…
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I like choco. - うわ！ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
梅キュラゲ - 面白くてついつい Part 1から全部読んでしまいました。これからも頑張ってください。 (2020年9月10日 19時) (レス) id: 06776298a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ilikechoco - 更新遅れて本当にごめんなさい！ (2020年8月24日 14時) (レス) id: 9d45e28228 (このIDを非表示/違反報告)
におー - 新しいの来たァァァァァァァ!!!!楽しみにしとります(*'▽') (2020年8月23日 21時) (レス) id: 320a3f9e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I like choco. | 作成日時：2020年8月23日 19時
