【銀魂】空から女の子が降ってきました。２

第五十八訓〜紅桜編〜 ページ15

カブトムシ事件もなんとか躱し、死罪は免れたのち。



私は気分良く鼻歌を歌いながらスキップで万事屋へ向かっていた。



手にはケーキ。神楽ちゃんと一緒に食べる為に買ったのだ。神楽ちゃんは食べ盛りだから3ホール買った。






『お、着いた』






万事屋に続く階段を上る。







＿＿＿＿＿ガラッ、







『神楽ちゃん！遊びに来たよっ！』






扉を開け中に入っていくと。






「…あれ、A？あ、神楽か。中に居るからなー」






銀時君が入れ違いで出ていった。
どうしたんだろ？ちょっと急いでたみたいだけれど……









＿＿＿＿＿＿「あれ？Aさん？」









すると、リビングの方から新八君が出てきた。





『あ、新八君。銀時君どうかしたの？』



新八「あぁ、お客さんが来てるんですが……その人少し厄介で…」






成程、逃げたのか。






『で、厄介な客って…どういう人？』






興味をそそられて、リビングを覗き込んだ。そして、唖然とする。






『……エリザベス？』






いつも桂君の傍に居る謎の生物であるエリザベスが居たのだ。






新八「えっ、Aさんエリザベス知ってるんですか？！」



『うん。桂君と遊んだ時に相手してもらったんだよね…面白かったなぁ。でも最近遊んでないかも』



新八「かっ桂さんと？！テロリストとつるんでて良いんですか？！」



『何とかなる何とかなる』






私がリビングに入るとエリザベスは此方に気付いた様で、プラカードに"Aさん！？"と書いてある。






『あ、神楽ちゃんこのケーキ食べて良いよ』



神楽「エッ、マジアルか？！ヒャッホーイ！！！有難うアルA！！」






ふふ、可愛いね。






『それでエリザベスは何で此処に？桂君はどうしたんだい？何時も一緒に居るじゃないか』






するとエリザベスは、ホロリと涙を流した。






新八「えっ！？さっき迄何の反応も無かったのに急に泣き出したよ！！？」






あれ、さっき迄は何の反応も無かったのかな？






"桂さんの事なんですが…"



『桂君が？』



"はい……着いてきて下さい"






そう言って、エリザベスは席を立った。






『とりあえず行こうか』



新八「そ、そうですね…神楽ちゃん行くよ……って、もう食べ終わったの？！」



神楽「流石Aネ。私の好みであるケーキばっかりアル」






神楽ちゃんは生クリームが多い方が好きなんだよね。私もだけど。










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