【銀魂】空から女の子が降ってきました。２

第四十四訓〜彼氏暗殺編〜 ページ1

ある日の事。






松平「てめェらを呼んだのは他でも無ェ…奴が遂に動く」






何故か夜、とっつぁんに呼び出された。場所は居酒屋。メンバーは私、近藤さん、総悟、トシ。中々濃ゆい面子だ。






近藤「とっつぁん、それは確かかィ」






近藤さんが慎重な面持ちでとっつぁんの言葉に言葉を返す。余程重大な事なのだろう。“奴”と呼ぶ位だし……何処かのお偉いさんとか？






松平「幕府の連中がガタガタ言うなら腹斬る覚悟だ…決戦だよ。奴も、奴の企ても、全て潰す」



近藤「そうか……とっつぁんがそのつもりなら俺達の命もアンタに預ける」






………ねェ、皆。こんな空気の中、ごめん。近藤さんととっつぁんが真面目にやってる中、ごめんね。












・














奴って誰。








…………………。








待って、言い訳させて。





違うんだって！私悪くないからね？マジで何も知らされて無いんだって。集められて急にこんな話されたからね！？近藤さんは逆になんで知ってんの知らされてたの！？え知らないの私だけ！！？

…………と思いつつもそのまま無言を貫いていると、とっつぁんは店から去っていった。







近藤「Aちゃん。トシ、総悟。一つ確認しておきたい事がある」



『？何ですか？』



近藤「………奴って誰かな？」



土方「知らねーのかよ！！」



『えぇ、近藤さん…あんな意味深に命を預けるとかどうとか言ってたのに』



近藤「いやあんな真剣な空気だったのに「奴って誰？」なんて聞きづらいだろ？」






どうやら“奴”とやらは、近藤さんどころか…トシも総悟も知らないらしい。






『因みに私も知りません』



土方「お前もか！！！！！」






………奴って誰。






『どうしましょ？とっつぁん、私達が分かってる体で話をどんどん進めてたけど…その奴を全員知らないってヤバくないですか』




「「「……。」」」







……………ヘルパードオブエルメストミー。







「ヘルプミーな」












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