文豪たちの反応調査記録 其の肆

夢主のことが好きな文豪の隣で、たまたま道を歩いていた文豪の嫌いな人に「かっこいい・・・」と頬を染めて呟いてみた (枝垂桜様リクエスト) ページ33

文豪の片想い設定です。
また、()は文豪が嫌いな、またはライバル視する相手の名前です。




中島敦 (芥川龍之介)


「あ、彼奴が！？ポートマフィアですよ！？」

とても小さな声で呟きましたが、彼には聞こえてしまいました。
少し火照った顔を冷ますように、貴方は首を横に振って否定します。



太宰治 (中原中也)


「あ、こんなところにいい川が！！」

貴方が呟くのとほぼ同時に川に飛び込みます。
中原さんを眺めている場合じゃありませんよね。
急いで彼を引っ張りあげましょう。



江戸川乱歩 (エドガー・アラン・ポオ)


「時雨！此方に行こう！」

貴方がポオさんを視界に入れる直前で、彼は腕を引っ張って方向転換させます。
ライバルを無闇に増やしたくはないんです。



芥川龍之介 (中島敦)


「・・・少し用ができた。先に帰っておけ」

嫌な予感しかしません。
心配になって後をつけると、想像通りの殺し合いになっていました。
先日ナンパされた時に勝手に登録された番号で、太宰さんを呼びましょう。



中原中也 (太宰治)


「彼奴はろくな奴じゃねぇぞ。女ぐせは悪いし、仕事はろくにしねぇし、其の上最悪な趣味まで持ってやがる」

間違っても貴方が惚れてしまわないように、太宰さんの駄目なところを羅列します。
其れに気がついた太宰さんは笑って貴方たちの前に来ました。
さぁ、悪口大会の始まりですよ。



フョードル・ドストエフスキー (太宰治)


「時雨さんはああいう人が好みなんですか？」

ストレートに聞いてくる彼に小さく頷くと、少し考え込みます。
彼は、太宰さんの存在を忘れさせる作戦を練っていました。

文豪を庇って瓦礫の下敷きになってみた (枝垂桜様リクエスト)→←死にたがりな夢主が、澁澤に｢君なら、私を殺せる。だから・・・お願い、私を・・・殺して｣と云っていたのを聞かれてみた (ユーリ様リクエスト)

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