文豪たちの反応調査記録 其の肆

死にたがりな夢主が、澁澤に｢君なら、私を殺せる。だから・・・お願い、私を・・・殺して｣と云っていたのを聞かれてみた (ユーリ様リクエスト) ページ32

中島敦


「何云ってるんですか！！」

彼は激怒し、澁澤さんから貴方を遠ざけます。
「貴方を失うくらいなら、死んだ方がましです！」と叫びました。
其れでもまだ、死を望みますか？



太宰治


「私がいれば、そんな考えは実行できなくなるね？」

貼り付けたような笑みで、彼は貴方の手を握ります。
こうされていては、澁澤さんの異能の影響を受けることはありません。
彼、手を離す心算は微塵もないですよ。



江戸川乱歩


「時雨が其の気なら、僕にだって考えがある・・・君が死んだら、僕も死ぬよ」

そう云われてはとてもじゃないけど死ねませんよね。
彼は探偵社にも、世界にも必要な存在なんですから。



芥川龍之介


「時雨に手を出すなら僕が貴様を殺す」

貴方から頼もうと、そんなことは関係ないんです。
どんな理由であれ、貴方を傷つける輩は許しません。



中原中也


「俺を・・・置いていくんじゃねぇよ」

貴方が死んでしまえば、彼は取り残されることになります。
貴方の後を追おうにも、組織への忠誠心が其れを許しません。
彼は一人きりで、其の苦しみを抱え続けます。



フョードル・ドストエフスキー


「其の場合は死者を甦らせる異能の結晶を拝借しましょうか」

死ぬことそのものは、今更止めはしません。
しかし、貴方という存在は絶対に消させませんよ。
命を失ったとしても、その度に彼は貴方を救います。



ゲスト


澁澤龍彦


「・・・断る」

優しく、貴方のお願いはなんでも聞いていた彼が、初めて断りました。
「君を殺すことなどできないよ」と笑って。

夢主のことが好きな文豪の隣で、たまたま道を歩いていた文豪の嫌いな人に「かっこいい・・・」と頬を染めて呟いてみた (枝垂桜様リクエスト)→←夢主のことを好きな女の子が、夢主を殺そうとしてみた (凍り姫様リクエスト)

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