文豪たちの反応調査記録 其の拾 【リクエスト停止中】

太宰さん以上の頭脳を持つ夢主がボカロの『空奏列車』を歌ってみた (イズモ様リクエスト) ページ37

頭脳の格付けが難しいので
夢主＞太宰さん=乱歩さん=ドストさん=黒太宰さん
って感じにしておきます。
思っていたのと違ったらすみません。



中島敦


「・・・僕には時雨さんの見る世界は、将来は解りません」

「其れでも、側にいていいんですか？」と悲しげに目を伏せます。
解らないなりに解ろうと努力する彼だからこそ、貴方は好きになったんですよね。



太宰治


「私には君の隣に立つことはできない。でもせめて、君が疲れた時の居場所になれるように努めるよ」

不安げに揺れる貴方の瞳を見るために彼は苦しくなるんです。
貴方の其の不安は、彼には理解できないんですから。



江戸川乱歩


「情けないね。世界一の名探偵が恋人の不安さえ払えないなんてね」

「・・・ごめんね」と小さな声で謝ります。
珍しい彼の謝罪にはとても重みが籠っていました。
聞いている貴方が、苦しくなるほどに。



芥川龍之介


「何故僕を選んだ」

目を閉じて「あの人ならば或いは・・・」と彼は自分の師の姿を浮かべます。
実際には其の人にだって貴方の苦しみも苦悩も解りません。
貴方は其れでも彼を選びます。
きっと、何度でも。



中原中也


「手前の視た未来に俺がいてくれりゃ、其れでいいさ」

勿論側にいますよね。
彼のいない未来だなんて今さら考えられませんから。
ずっと一緒ですよ。



フョードル・ドストエフスキー


「終点ですか・・・」

向かうのが地獄であろうが天国であろうが、彼は貴方と共にいる心算です。
貴方と彼の命が潰える其の日までは。



黒の時代 太宰治


「・・・すまないね、時雨」

先が解ってしまう貴方に選択や期待を押し付けることが辛いんです。
代わることができたなら、と何度も彼は考えました。
其れができないことだとは解っていても。



織田作之助


「謝るな・・・お前が、謝ることじゃない」

血に染まって倒れる彼を見て泣き乍謝ると、穏やかに微笑みます。
本当はこうなることが・・・彼が死んでしまうことは解っていたんです。
しなし貴方は止めることができませんでした。
貴方が歌っていたのを聞いた日から、何となく解っていたんです。

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