文豪たちの反応調査記録 其の漆

夢主が人柱にされそうになってみた (りん様リクエスト) ページ47

夢主が神様を呼び出すための生け贄にされかかっている、と思っていただければいいと思います。





中島敦


「今すぐにでも止めさせないとっ、」

貴方という存在其のものを代償として、敵は神様を呼び出す心算です。
そんなこと、させるわけにはいきませんよね。



太宰治


「時雨ちゃんの記憶すら奪う心算なのかい？」

神様を呼び出そうとした敵を見つけた彼はこめかみに銃口を押し付け乍低く問いかけます。
彼から貴方を奪う=万死ですから。



江戸川乱歩


「大丈夫。絶対にさせないから」

名探偵の大丈夫ほど心強いものはありませんよね。
彼がそう云うんだから、不安に思うことなんてありませんよ。



芥川龍之介


「時雨の存在を犠牲に成り立つ神など此の世界にはおらぬ」

抑彼にとっては貴方が神様みたいなものですからね。
いえ、女神、でしょうか。
ともかく貴方以上の存在なんて彼の中ではあり得ません。



中原中也


「・・・たまるか・・・っ、時雨を消させてたまるか！！」

貴方のために、彼は汚濁を使って神様の呼び出しを阻止しました。
ぼろぼろになった彼は、太宰さんに抱えられた状態であり乍も貴方のことを心配します。



フョードル・ドストエフスキー


「神には逢ってみたいような気もしていましたが・・・今となってはどうでもいいことです」

貴方＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞その他のもの、ですからね。
彼が何よりも優先するのは貴方です。
自分の命よりも大切な人、ですから。



ゲスト


黒の時代 太宰治


「何かと事件に巻き込まれる部下を持つと苦労するね」

彼は面倒くさそうに溜め息を吐きました。
しかし考えてもみてくださいよ。
此の時代の彼は、本気で面倒くさいなら貴方のことなんて見捨てたはずなんです。



立原道造


「何で俺じゃねぇんだよっ・・・」

自分よりも貴方が生きるべきだ、と彼は本気でそう思っています。
「代われるなら代わりてぇ」と涙を溢した彼は、自分の無力さに唇を噛みます。

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