文豪たちの反応調査記録 其の陸

夢主が死んだ目で友達の写真を見てみた (まんじゅうねこ様リクエスト) ページ22

中島敦


「どうかしたんですか？」

友達の写真の筈なのに、其を眺める貴方の目に生気はありませんでした。
其のことに果てしない違和感を抱いた彼は、優しく貴方に聞きます。



太宰治


「其の子は確か・・・」

先月の交通事故で亡くなってしまったんです。
其の場には貴方もいました。
後一歩踏み出していれば彼女を助けられたのに。
そんな後悔だけが貴方の中に渦巻いていました。



江戸川乱歩


「ねぇ、其の子の名前は？」

貴方の状況から、彼はすぐに事態を察してくれました。
貴方の友人は誘拐され、消息不明なんです。
でももう大丈夫です。
世界一の名探偵が見つけてくれますから。



芥川龍之介


「其の腕の傷は其の女にやられたものか」

最初はとても優しい、大切な友人だったんです。
しかし何時からか友情は粉々に砕け、今では貴方をいじめる集団のリーダーとなっていました。
彼に相談できなかったのは、今でもまだ其の子が友達だと信じているからなんです。



中原中也


「もう二年、か」

大切で、唯一無二の大親友を、貴方は異能の暴走により殺してしまったんです。
其の罪を決して忘れないように、今日も貴方は彼女の笑顔を見つめます。



フョードル・ドストエフスキー


「貴方たちの友情は決して偽りではないと思いますけれどね」

彼の側近である貴方に接触するために友人になってくれたことを知ってしまったんです。
でも、本当にただ其だけなんでしょうか。
貴方と彼女の間には、組織も立場も越えた友情が確かにあったはずです。

自傷を見られた夢主が「ごめんね・・・怒った？でも、止めないでね・・・こうしないと、おかしくなりそうなの」と今にも泣きそうな顔で云ってみた (緋華様リクエスト)→←夢主が「私をお嫁さんにして？」と上目遣いで云ってみた (こだぬき様リクエスト)

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