【ONEPIECE】月が綺麗だと、そう言って2【トラファルガー・ロー】 (ページ7)

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6.俺達の思いページ7

－ローside－

シャチ「…しってるか？アイツ、演技上手いのに、俺たちに対しての演技下手くそなんだよ…」

ペン「シャチ…」

シャチ「俺らのこと利用してるって仲間じゃないって言う時のアイツ…泣きそうな顔してんだよ。」

拳を痛いだろうと思えるほど強く握って泣きながらもシャチは口をとめなかった。

シャチ「しかも、俺の事刺せばよかったのに、アイツ俺を自分の体で隠して自分の脚にナイフ刺したんだ！！」

ロー「…だから血の量が傷と一致しなかったのか」

シャチ「ナイフを持つ手が震えてるのも仲間じゃないなんて嘘なのも、俺からは丸わかりなのに！！アイツは！…アイツは、俺を助けて…冷たい女のフリして…」

泣きながら続けるシャチは俺にしがみついて叫んだ。

シャチ「お願いしますキャプテン…！！アイツを助けてやってください！駄目なら俺だけでも行きます！！！」

ベポ「シャチ……キャプテン、おれも、Aがいないと寂しいよ…」

悲しく言うベポに続いてペンギンも口を開く。

ペン「この船で過ごしていたアイツの全てが嘘だとは思えません。Aはれっきとしたハートの海賊団の1人です！」

3人に続いて他のクルーも頷き、「そうだ！」「俺たちの仲間だー！」と叫び出す。

ロー「何と言われようと、行き先を決めるのは俺だ。」

椅子から立ち上がった俺は医務室の扉に向かう。

シャチ「そんな……キャプテン！！」

ロー「シャチ、お前は休め………アイツを助けに行きたかったらな。」

シャチ「え！？」

ロー「俺のクルーに手を出した事、後悔させてやる！良いな、お前ら！」

「「アイアイ！！キャプテン！！！」」

必ず、取り戻す。