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ページ15

「炭治郎! 炭治郎! 見て見て! おらこの野郎いい加減炭治郎追い回すのやめろや叩っ斬るぞ」


今まで静かにしていた私が声を上げたことでやっと追いかけっこが終わりました。やったね!!


「じゃ〜ん! お揃い! 髪型お揃いです!」


じゃじゃ〜ん! と両手で自慢するかの様に禰豆子ちゃんを見る様促す。そこには私と同じ髪型をした禰豆子ちゃんがちょこんと座っていた。


「本当だ、Aとお揃いだな。よかったなぁ禰豆子」

「むぅ〜!」

「か、かかかかか可愛い……! えぇ、なにぃ……? 可愛すぎない……?」

「あぁん? 髪の形が変わっただけじゃねぇか」

「なんて風情が無いのかしらこの牡丹鍋野郎は」

「なんだとこの白髪頭!! 風情ってなんだよ食えんのかよ!!」

「ぶった斬るぞ猪頭!! 食べたことないけどもしかしたら美味しいかもね!!」


顔赤くしてデレデレする蒲公英とえらい違い。温度差がすんごい。この野郎人がせっかくいい気分だってのになんて猪だ!! 危うく刀抜きかけたわ!!


ばさり。

頭からぽこぽこと湯気を立たせていたら部屋にそんな音が響いて、善逸以外の視線が音の原因に向いた。そこには畳に黒い筒を持って降り立った一羽の鷹の姿。神羽だ。


「あ゙? デケェ鳥じゃねぇか。獲って丸焼きにしようぜ」

「あの鷹、確かあの時の……」

「神様からのお手紙ですねー」


べしっと猪頭を叩いて伊之助を制して炭治郎の言葉に返事をした。善逸は鷹なんて気にもせず禰豆子ちゃん禰豆子ちゃんとデレデレしている。ブレないなぁ。

近づいて嘴を撫でてやり筒を受け取る。ぽんっと音をたてて蓋が開いて、中には丸まった紙が入っていた。それを広げて中に書いてある文を読みあげ……読み……よ…………。


……………………。


「あの、A? どうした?」

「なんかあいつの周り、黒くなってねぇか?」

「禰豆子ちゃん、ね〜ずこちゃぁ〜ん」

「あ、また! 善逸!」


ぐしゃり。私の手の中の手紙が潰れて、神羽がその場から飛び去った。


「ああああンの野郎ぉおおおおおおおお……!!!」

「ひぃっ!?」


その時の私の声は、地の底を這う様な声だった、と叫び声をあげた善逸は後に言っていた。

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ユズヒ(プロフ) - nogiruka03161さん» コメントありがとうございます! 絶世の美少女とはなんと嬉しいお言葉。夢主が聞いたらドヤ顔で調子に乗りますね。その認識で大丈夫です!それ故に言葉遣いや所々の残念さが目立つというか際立つというか玉に瑕……みたいな感じです! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
nogiruka03161(プロフ) - 前から思っていたのですが、夢主の美少女レベルはどれくらいなんでしょうか。主要人物は、禰豆子ちゃん、胡蝶姉妹、カナヲ、蜜璃ちゃん、鬼側なら堕姫と、美少女や美人が多いですよね。善逸の過去の発言や鬼に容姿で目をつけられるあたり絶世の美少女と認識してます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: 5ed8b171b4 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!個人的に善逸との絡みは私も書くの好きなのでそう言って頂けるととても嬉しいです!鴉は焼き鳥になりました。 (2019年10月5日 19時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
夜美 - 巫女ちゃんと善逸の絡み好き。善逸と残ってあげるの今まで見たことないからおぉこれいいなって思った、デス。(ちょっと鴉風)あと善逸の優しさと巫女ちゃんの赤面好きそれをからかう鴉も (2019年10月5日 9時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!手紙だとあいつは大体おちょくってくる奴です。そうなんですよ!絶対可愛いなと私も書きながら思いまして!!絶対!!可愛い!!! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年9月16日 16時

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