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ページ26

なんだ、これは。今、何が起こった。開いた口が塞がらない。なんならそのまま卒倒してしまいたい気分だ。冗談じゃない、なんだこれは。


「どうじゃーA、見とったかー」


神様がなんでもないかのように、なんだか少し笑っていそうな調子で私を見てそう声をかけてくる。肩に刀の峰を預け、神様と私の間には頸を刎ねられた鬼と、その頸。そこまではいい。そこまではいいのだ。
鬼の身体がもう崩れてるきているとかも、いい。大丈夫理解できる。
問題は、問題は、その後ろ。神様がいる方向で出来上がっている惨状だ。

嗚呼どうしよう。ちょっと、いやかなり。
心が折れそうだ。


「どうした〜。大丈夫かの〜」


ひらひらと手を振る神様の後ろで、“また”一本、木が倒れた。重たい音が響いて、地面が震える。
理屈が分からない。道理が分からない。何をどうして、どうやったら、





あんたが刀を振った方向にあった木が、悉くぶった斬られるなんてことになるんだ……!!





「………………っざっけんなよ……」


零した言葉は力の無いものだった。
甘かった。認識が甘かった。理解が浅かった。汲み取る量が少なすぎた。
木を一本斬る、ならまだ分かる。けれどこれは。倒れている木は一本二本じゃない。ざっとどれくらいだ。十メートルくらい先の木まで見事に片手袈裟斬りをされている。いや、刀は鞘から抜いて構えていたから、片手袈裟にはなってないんだけど、鬼の頸を斬ったから位置的に、その部分だ。

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ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» もうそんなに経つんですねぇ……。長いようで短い一年でした。いつもありがとうございます!映画公開、円盤発売後からも再開するので、またよろしくお願いします!! (2020年7月11日 9時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
夜美 - 気づけばもう神様の巫女は一周年ですね。本編の区切りもついたのもタイミングバッチリですね!今までもこれからも、この作品が大好きです!応援してます (2020年7月11日 9時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - かなでさん» いえいえとんでもないです!ご指摘頂けたおかげで描写抜けの事にも気付けたので、私としてはありがたい限りです! わー!ありがとうございます!!迷惑なんてことないですよ!これからもよろしくお願いします! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - ユズヒさん» そうだったのですね……!私の理解が足らず、申し訳ないです。。文章の書き方が凄く好きなので、作者様の事を推して行きたいと思ってます…!ご迷惑でなければ、仲良くして下さると嬉しいです……! (2020年4月29日 2時) (レス) id: 58d60c86cb (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - かなでさん» なので、文字にしてある構えは抜刀をする際のものではなく、“抜刀をした後の構え”の描写となっております。もし、「いやいやそれでもやっぱりおかしいな…?」となったら遠慮なく仰ってください!ご指摘ありがとうございました! (2020年4月28日 20時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月11日 20時

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