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さよなら世界 ページ1

存外冷たいものだな、と思った。
体内に埋め込まれたそれはひやりと冷たくて、そうしてじくじくとその箇所が熱くなっていく。
次いで、味わったことのない激痛。

ずぶり、と嫌な音をさせて抜けたそれは、嫌にぎらぎらと光っていた。
立っていられなくなりその場に倒れこむ。
傷口から流れる赤は、さっきまで私の体内を巡っていたはずのものだ。

あまりの激痛と寒気、この喪失感は血が流れ出ているからか。
薄れゆく意識の中、必死で視線を上に向ければ。
そこには男が一人、包丁を持ったまま私を見下ろしてうっそりと笑っていた。


「これで、ずっと一緒だ」


男はそう笑って、自分の首に包丁を添えた。
月が厚い雲に隠れた、とある夜のことであった。




【神様の巫女 序】

第1話 勧誘と始まり→



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ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» もうそんなに経つんですねぇ……。長いようで短い一年でした。いつもありがとうございます!映画公開、円盤発売後からも再開するので、またよろしくお願いします!! (2020年7月11日 9時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
夜美 - 気づけばもう神様の巫女は一周年ですね。本編の区切りもついたのもタイミングバッチリですね!今までもこれからも、この作品が大好きです!応援してます (2020年7月11日 9時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - かなでさん» いえいえとんでもないです!ご指摘頂けたおかげで描写抜けの事にも気付けたので、私としてはありがたい限りです! わー!ありがとうございます!!迷惑なんてことないですよ!これからもよろしくお願いします! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - ユズヒさん» そうだったのですね……!私の理解が足らず、申し訳ないです。。文章の書き方が凄く好きなので、作者様の事を推して行きたいと思ってます…!ご迷惑でなければ、仲良くして下さると嬉しいです……! (2020年4月29日 2時) (レス) id: 58d60c86cb (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - かなでさん» なので、文字にしてある構えは抜刀をする際のものではなく、“抜刀をした後の構え”の描写となっております。もし、「いやいやそれでもやっぱりおかしいな…?」となったら遠慮なく仰ってください!ご指摘ありがとうございました! (2020年4月28日 20時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月11日 20時

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