検索窓
今日:11 hit、昨日:8 hit、合計:3,166 hit

鬼ごっこ6 ページ17

『*うーむ…走って逃げるのも楽しいが、追いかけてみたいものだな。』

木と木を渡っていたキャラだったが、不意にそう言って立ち止まる。さっきまで鬼ごっこ楽しいな!とかFriskに向かって言っていたのだが、ここら辺の気分屋さと言うかなんというかは子供っぽい。

みしみし……

『*またか、自然破壊が好きなやつだな。そんなにやるなら人間にやれ。』

そう言いながらまた木を渡るキャラ。相変わらず人間への憎しみは無くなってないらしい。それが私やフリスクに向いてないのか不幸中の幸いか。


捕まるの?

『*正直それを考えてるんだが、啖呵切ってしまったし…=<
*…あ、ここ見晴らしいいな!崖か。』

うーんと唸っていたキャラは、キョロキョロと周りを見渡してそう言う。奥に行き過ぎて崖の方まで来たらしい。キャラは楽しそうに崖の向こう側を見ている。
というか話題の転換が早い。どうやらかなりはっちゃけてるらしい。

みしぃ…

また木が倒壊して行くもキャラは崖の方を見ながら他の木に移る。
…が

バキッ…!

『*!?』

乗り移った木が、Friskによってかなり早く倒される。それだけならまだ良かっただろうに、まさかの倒された先は崖の方でこのままだと崖から落ちるだろう。


……ってちょっと待って!??

「嘘だろッ……!?」

Friskも倒した先が崖になるとは思ってなかったのか、少し焦った声を出している。
前の私だったら崖から落ちても死なないだろうがソウルを戻してしまってその不死性は失われている。
キャラのLOVEで身体能力は上がっているとは言え、これは流石に死ぬ。確実に。

グラリと木が倒れ、立っていたキャラの体制も崩れた。足が、木から離れる。


『*──駄目だ。駄目だ駄目だ駄目だ!
この身体が私の所為で傷付けば、それこそ私の存在意義なんてないッ…!』

キャラはLVを身体が耐えられる程までのLVを使い、空中で体制を立て直す。崖の下に落ちていきそうな木を踏み台にし、崖の上に飛ぶ。
身を投げるようにギリギリで崖の上に落ちたキャラ。身長が低いからか雪に身体を突っ込んでいた。

『*はあっ…!はあっ…!危なかったっ…!傷、傷はないか…!?』

慌てて身体に傷がないか確認しているキャラ。確認していると、肩に手が置かれる。

「はい、捕まえた。」

捕まえた、とFriskの声が後ろから聞こえて来た。

鬼ごっこ7→←鬼ごっこ5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カマ猫(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» ありがとうございます!エユ(このみ☆)さん毎回コメントくれるの本当励みになります(*^ω^*)体調崩さない程度に楽しく書かせて頂きます!コメントありがとうございます。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - またまた続編、おめでとうございます!(なんだか毎回コメント書いている気もします←)体調を崩さない程度に、頑張ってください!(これもコメントで言った気がします…←) (2019年8月14日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カマ猫 x他1人 | 作成日時:2019年8月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。