【名探偵コナン】捨てられた少女Aと警察官の話【降谷零】

17話 (最終話) ページ19

降谷「……今日はな、コナン君がまた事件を解決した。凄いよな……」

と言っても返答はない。


彼女は、あの時意識を失ってから……3日、目が覚めていない。


腕の出血が酷いらしく、昔の記憶を思い出したショックも関係しているだろうと言っていた。

降谷「目を……覚ましてくれ……。」


貴方「……Where do you live?」(ここ何処？)


懐かしい……彼女の声がした。


降谷「っ……目を……覚ましてくれた。良かったA……ここは、病院だ」


貴方「えっと……そうなんです……ね。ちなみに……」


降谷(何故、敬語なんだ？)



貴方「あなたは……誰？……なんで名前を知ってるの……？」


降谷「……記憶…喪失」


医師が言っていた。辛い記憶を取り戻したショックで……最悪の場合……



『記憶喪失』もありえると。

貴方「……色々聞いてごめんなさい。……思い出そうとすると…頭が痛いの。」


降谷「あぁ……構わないさ。無理に思い出さなくても……いつか、思い出してくれたら……嬉しい。」


貴方「そうですか……？……名前、なんて言うんですか？」


降谷「降谷零だ、公安警察をしている。一応言うと、君の彼氏だ。」



貴方「え！？そうなんですか？こんなハイスペックな彼氏、私にいたんですね！」


と笑う彼女の顔は……



記憶を無くす前の彼女と重なった。


いいさ、もし思い出さなくても……


これからまた、『思い出』をたくさん作ればいい。



end
ーーーーーーーーーーーーーーー

ごめんなさい、更新もノロノロしていたのに、こんな短く終わるなんて。

長編にするつもりはなかったので、30話くらい行こうかと思っていましたが、


最近忙しくて、あまり出来ない更新をダラダラするよりも区切りをつけた方が
いいかと思いまして……



続きを楽しみにしてくれた方、申し訳ございません。


応援してくれた方、楽しみにお待ちして下さった方々、


本当にありがとうございました。



夢主は、記憶を取り戻したのか？


それとも、思い出せなかったけど、降谷さんが好きになっていくというエンドなのか？


あとは皆様の想像におまかせします。



今まで本当にありがとうございました。



作者 角砂糖

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←16話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す