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『あ、そういえばトラゾーはどうしてヴィラン連合にいたの?』

死「確かに、忘れてました!」

ト「……あー…イナリさんいるじゃん?」

『うん、いるね。』

イナリさんがどうしたのだろう、とわくわくする気持ちが抑えられない。

ト「…そのー……ヒーローに、親を殺されたんだ。」

『……は?』

自分でも、分かる程に低音ボイスが出たと思う。
でも、わくわくしていた気持ちなんて消えてしまうほどに衝撃だった。
……たとえヒーローの本質を知っていたとしても。

死「……え?」

言ってる意味が分からない。
ヒーローに、殺された?親を……?ヒーロー、が殺した……

『……ははっ。』

ト「!?クロノアさんなんで笑ったんですか…」

『いやぁ?
本当に、“ヒーロー”ってバカだなぁって。』

死「ひ、ヒーローが殺したって……
……メディアに放送されていない、から…つまり……」

『…そういうことだね。』

死「ッ!最っ低……!」

ト「……死神さん。一旦落ち着いて。」

死「でも!でもっ…!」

『起きてしまったことは戻せないよ。死神くん。』

死「でもっ……!!
あんなに優しくてッ!強い人がなんでッ!
奪われなきゃいけないんですか!!
おかしいですよ…」

『……多分、イナリさんは優しいから聞いても
「大丈夫」しか言わないと思う。』

死「でもッ…!!」

『だから!』

死、ト「「!」」

『イナリさんみたいな、
そんな悲劇を起こさせないようにしていこう?
俺らで。……ね?』

[にゃおん!]

死「!はい!そうですね!」

『それに、イナリさんだって人間。
心のどこかでは恨んでいるはずだよ。
ま、恨まない方がおかしいと思うけどね。』

ト「……さすがクロノアさん。
俺らのリーダーですね。」

『リーダーだけど、ね。
場を盛り上げるのは俺の役目じゃない。
あの黄色い人の役目だよ。』

ト「……!それもそうですね!」

死「あの黄色いチンパンジー元気かなぁ…」

『さぁ?でも案外この世界楽しんでそうw』

ト「あー…確かにw」




───────────────────────
──────

?「っくしゅん!!」

?「うーん……風邪でもひいたっけ……?」

?「ぺんちゃーん!早く次の依頼行こー!」

ぺ「分かったから叫ぶならっだぁ!」

ら「いやぺいんとも叫んどるが???」

ぺ「いいから早く行くぞ!」

ら「せっかちなんだから〜」

ら「行こっか!」

ぺ「ok!あ、先に行っててらっだぁ!」

ら「?え、いいけど…」

タタッ

ぺ「……俺は待ってますからね、クロノアさん。」

ら「ぺいんとー!早くー!」

ぺ「はいよー!」

ぺ「……バイバーイ!」

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rimu@他力本願寺建設完了! - めっちゃ好きです!(急な告白)続き気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2022年9月10日 22時) (レス) @page12 id: 251d2d6b95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星夜空 | 作成日時:2022年7月29日 13時

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