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4羽 ページ4

私は傘をかまえる。

「嬢ちゃん、こいつらを一人でやったというのか」

私の後ろにいる夜兎は私の頭に傘を突きつける。

『邪魔されたから少し殴っただけです』

「要件はなんだ」

『そこの団長さんを殺すこと』

その当人はご飯を食べていた手を止め、襖を開けた時の状態で固まっていたがやっと口を開いた。

「阿伏兎、その傘おろして。」

そういって立ち上がると私の前まで歩いてくる。

「やぁ、久しぶりだねA」

満面の笑みで私に話しかけてきた。

私ぐらいの歳の少年

この人が神威?

私の頭に電撃が走る

この人どっかで・・・

思い出せない

ねぇ貴方は誰なの?神威?

私の頭は思い出させることを阻止している。

でもこんなことしてる場合じゃない

神威が誰であろうと関係ない

私はただ仕事をするだけだ

「A?」

神威は私の前で手を振る。

おーいと私に話しかける神威。

『貴方を殺しに来たんです。団長殿』

「いつからそんなに冷たくなったのさ

依頼したのは誰?なんで傭兵なんかしてるの?」

『貴方には関係ないでしょ?』

つれないな―と言いながら神威はもとの位置に戻り酒の入った瓶を振る。

「俺はAと戦う気なんてないよ

久しぶりの再会なんだ。ゆっくり話そうよ」

私はいいえと首を横に振る。

「嬢ちゃんAと言ったか?

団長がこんなこと言うなんざ珍しいことだ

それに団長の古い友人なんだろ?

素直に傘を下ろして酒の一杯でも飲み交わしてやったらどうだ?」

『友人なんかじゃありません』

「ひどいなー

小さいときから一緒にいるじゃないかー」

埒が明かない

私は傘を神威に向かって投げる。

しかし神威は片手で傘をつかむ

「危ないな―、仕方ないね、Aが戦いたいのなら戦うよ

でも本気で行くよ?」

神威の顔から笑顔が消えた。

『本気でかかってきてくれないと楽しくないでしょ?』

神威は私に傘を返し、自分の傘を持つ。

そして私たちは目つきを変え、お互いに斬りかかる。

「相手がAじゃなきゃ殺すんだけど

俺は君を殺すことができないみたいだ」

神威は私の後頭部を強く殴る。

私は気絶させられた。

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寝野好子(プロフ) - アイリスさん» お返事遅くなりごめんなさい!!頑張って書きますので応援よろしくお願いしますね! (2021年8月11日 17時) (レス) id: 754316c313 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あーもう、こういうやつ大好きです!続き待ってます!!頑張ってください (2021年8月2日 19時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝野好子 | 作成日時:2021年8月1日 0時

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