13羽 ページ14
寝ている神威に近づく
可愛い寝顔だなぁ
私はしばらく眺めていたが全然起きないので
私はほっぺたをぷにっと人差し指で押してみた
神威はふぁーっと目を覚ます
「あ、起きた?」
私の人差し指を軽くつかむ
「なんでぷにぷにするの?」
『柔らかそうだったからつい』
神威は笑顔で私に同じことをする
「Aの方がぷにぷにだよ」
『そんなことより話さないとね』
そーだったといって神威はベッドに座って足をバタバタする
絵本を読んでもらうのを待つこどもみたい
私はその横に座る
『まず最初に私と神威はどこかで会ってるよね
でも私その記憶がない』
「うそでしょ?」
神威はまじめな顔で私を見た
『本当なの。神威との記憶がなにもない」
「それってもしかしてあの誘拐事件以前の記憶ってこと?」
わたしはうんとうなづく
『私は誘拐された後、記憶を消されてそこでずっと強くなるためにずっと訓練させられた』
私は右腕の包帯をとる
「その傷・・・」
『私が一度逃げ出した時に怪我した跡
ひどいけがでここだけ跡が残った』
私は包帯を巻こうとした
しかし神威がその手をつかむ
神威はその傷を優しくなでる
「この傷をつけたやつは俺が殺す」
そういうと神威は包帯を巻き始める
なんでそこまでしてくれるの?
あなたにとって私はなんなの?
そんなことを考えていると一粒の涙が流れた
神威は驚いて
「なんで泣いてるの?」
『私、神威との記憶がないのに神威は優しくしてくれるから・・・ねぇ、神威にとって私はなんなの?』
私の頭をポンポンとすると
「僕たちが出会ったときの話をしようか」
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寝野好子(プロフ) - アイリスさん» お返事遅くなりごめんなさい!!頑張って書きますので応援よろしくお願いしますね! (2021年8月11日 17時) (レス) id: 754316c313 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あーもう、こういうやつ大好きです!続き待ってます!!頑張ってください (2021年8月2日 19時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝野好子 | 作成日時:2021年8月1日 0時