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11羽 ページ11

『ここなら誰にも邪魔されませんね』

「今日は強気だね。勝てると思ってるの?」

私は思ってるとはっきり声に出す。

しかし正直わからない

このまま行けば負けるかもしれない

すでにお互いボロボロだ。

私たちが屋根で暴れようとした時

「そこのふたり止まりなさいー」

パトカーが止まり、その中から黒い服を着た少年がでてきた。

バズーカを持っている

「お前ら、そこで何してるんですかぃ

って、こいつはたまげた。宇宙の悪党じゃねーか」

「地球のお巡りじゃないか。生きてたんだ。」

「バカにするのもたいがいにしろよ

道端で暴れてんじゃねーよ。俺の仕事増やすな」

あれは真選組。

私も何度かお世話になったような気がする

少年はこっちに向かってバズーカを放つ

私が避ける前に赤い髪が私の前をサッと通り抜けた。

私は神威に抱えられ屋根の上を走っていた。

『どーいうつもり?』

「俺以外にやられちゃ面白くないからね

Aにはもっと強くなってもらわないと」

そーいって軽快に屋根と屋根の間を飛び家に飛びうつっていく。

「俺もお前ももうボロボロなんだ。そろそろ勝ちを譲れよ」

『いやです』

「君は死なないからいいけど俺は命がかかってんだ

隠し事を話すぐらいどーってことないだろ?」

そー言われると

私はなんで隠してるんだっけ?

私って本当に間抜けだなぁ

私はクスッと笑うと

神威は私の顔を覗く

『隠し事なんてもうどーでもいいです

でも、あなたには負けたくない』

神威はニコッと笑うと

「そーいうところは変わらないんだね」

やっぱり神威とは昔あってるみたいだ

私たちは橋の下に来た

私をそっと下ろす

「ここなら誰にも邪魔されないだろ?」

私たちはまた殴り合いを始める

お互いヨロヨロと体を動かす。

もう限界なんてとっくに来てる

でもふたりとも負けたくないんだ

私と神威の拳が目の前で交差する

もうこの拳が当たったかなんてどーでもいい

神威と戦った時間は私の中ですごく楽しい瞬間だった。

なにか懐かしいような気もした。

私の頬にコツンっと拳が当たる

「・・・俺の、勝ち」

そー言って神威は私にもたれるようにくずれた

『神威?』

「初めて名前で呼んでくれたね」

もうボロボロで震えている手で私を強く抱きしめる

「俺に話してよ、君に何があったのかを」

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寝野好子(プロフ) - アイリスさん» お返事遅くなりごめんなさい!!頑張って書きますので応援よろしくお願いしますね! (2021年8月11日 17時) (レス) id: 754316c313 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あーもう、こういうやつ大好きです!続き待ってます!!頑張ってください (2021年8月2日 19時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝野好子 | 作成日時:2021年8月1日 0時

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