金髪美女の海賊 5

航海209日目 ページ45

side sakata


3人は出口から1歩も動こうとせず、座り込み泣き続けていた

島坂船「…」

俺達はどうすることも出来ず、泣き止むまでただ見下ろしている

あの瓦礫が落ちて来た位置…

さか子は直撃する位置だった
うらさんも無事では居られない

それがわかったから一瞬目の前が真っ暗になり、考えてはいけないと思考が止まった
けど、まーしぃのキツい一言で逃げなければいけないと分かり動いた

けど、それは俺の話

無理やり連れられてここに居る3人には受け止められない、理解したく無い事実なんだ

暗い雰囲気にオロオロしていると

？「何してんだ、お前ら！」

背後から声がかけられた
それは俺が、俺達が聞き慣れた声で…

坂「幻聴が聞こえる…」
島「安心しろ坂田。俺は幻覚も見える」
船「幽霊…？」
浦「んな事言ってる場合じゃねぇ！」

めっちゃ怒られた！？
本物！？

坂「え？えっ！？うらさん！？なんで！？！？え？生きて？？？」
浦「本物だし生きてる。それよりさか子がやべぇから手当して欲しい」
うし「『さか子！？！？』」

急に復活した！？
というかもううらさんの所に行ってる！

早っ

し「良かった…」
『ちゃんと生きてる…！』
う「急いで処置を！！」

それから早かった

屋敷の中に戻り厨房に行き、濡らした布で傷口を綺麗にして、出血が酷かった額は乾いた布で押さえ止血をした

中では傭兵が至る所で死んでるのが見えたが無力なメイドや執事とかは殺してなかったようで、捕まってた人達のお世話などをしていた

多分、しま子が命令したんやろう


そして今は…

う「さか子が目を覚まして動いても良さそうになったら帰りましょう。それと…浦田。わかってると思うけど今回の件帰ったら詳しく話しなさい。いい？全て事実だけ話しなさいよ」

うら子の殺気を受けながらこれからの事を話し合っていた

浦「分かってる。本当にすまなかった」
船「事情があったんやろ？気にしてへんよ」
坂「俺らはええんやけど、さか子には謝りや？さか子が居らんかったら…」
浦「そうだな…」
島「取り敢えず無事で良かったわ」

さか子が必死に話しかけてなかったらうらさんはここに居らへんかった

それに謝らんときっと、とても不機嫌な3人に何されるか…

…あれ？
そうでも無いかも

うら子ちゃんは殺気立ってるんやけど、2人はなんかおかしい…？









To Be Continued

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