航海198日目 ページ34
side you
薄暗い階段を忍び足で登る
階段の登りきった先には見張りは居ないはず、その先の扉の外には居たけど1人だった
『…』
どうするか…
さっきの傭兵さんはもう既にオークションが始まっている様な口振りだった
『牢の中の人数が少ないのはそのせいだったと考えて間違いないかな』
今から乗り込めば捕まってた人も売られてしまった人も助けられる
会場は多分地下や
捕まってた所から繋がってる場所が何処かにあると思う
けど、私一人で乗り込むのは得策じゃない
それに、うらたんの件も皆に伝えないと
一先ず合流しないと始まらない
頭の中で状況を整理しながら廊下を記憶を頼りに進んで行くと扉の前まで来た
ここだ
この扉の開けた先に1人居る…
『ふぅ…よし』
ガチャ
ナイフを構え扉を開ける
島「おー、せん子」
し「大丈夫やった?」
2人が居た
『私は大丈夫、それよりうらたんが連れていかれてしまってて』
島「うらさんが!?」
し「どういう事や!?」
『私が連れて行かれた牢の隣の牢にさかたんが居て、うらたんが何処かに連れて行かれたらしくて、探さないと…!』
自分が思っている以上に焦っていたらしく方言も忘れ早口で喋る
島「分かったから、少し落ち着け。オークションの場所は分かるか?」
『うん、多分やけど分かる』
し「なら、志麻がうらたんの事を伝えに行ってくれへん?」
島「分かった」
私の話を聞いた2人はそれぞれ行動する為に準備をし始める
しま子ちゃんは私の武器を持って来てくれた様だ、銃とホルダーを渡された
島「そっちは任せたで。無茶せんようにな?うらさんの事は任せとき」
し「おん、頼むわ。せん子行くで」
『うん』
志麻くんはサッと踵を返し、扉の向こうへ走って行った
し「何処にあるん?」
『多分、捕まってた所から繋ぎで行けると思う。出るとステージの上やとは思うけど』
し「ええね、派手な乱入」
ニッと笑い前を走り出した
来た道を引き返し、さかたんの元に戻って来ると数人倒れていた
坂「あれ?せん子、しま子も居るやん。うらさんはどうなったん?」
『志麻くんと他の皆に任せたから大丈夫。これからオークション止めに行く』
し「坂田にここを任せてええか?」
坂「大丈夫や!」
気合いを入れるポーズを取ったさかたんを確認して、部屋を見渡す
『あった。しま子ちゃん』
し「分かった」
さぁ…これからが本番だ
To Be Continued
112人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純奈(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品が面白くて、最初からいっきに読みました!大変な事もあると思いますが頑張ってください!更新を楽しみにしています!! (2020年5月8日 3時) (レス) id: 653fe62b39 (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 話しやすい方がいいですよね。しんどいだけですから(マイペース人) (2019年12月20日 16時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。(タメでいいのにと思ってしまったことは書かないでおきます) (2019年12月4日 11時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初めまして!コメントさせていただきます!お話の構成がすごくて、繰り返し読ませていただいています!これからも更新、頑張ってください!(推しの話や……!) (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
kuria(プロフ) - はじめまして!面白すぎて1日でここまで来てしまったw更新頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: 3b6c9a1b80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アシアト | 作成日時:2019年10月29日 22時