航海196日目 ページ32
side simako
さ「すっごい豪華な部屋やな」
島「多分客室や、誰も使ってなかったし死角で丁度良かったから使わせて貰ったんよ」
う「まぁ、助かったわ。ありがとう」
船「いえいえ」
豪華、ね
確かに使っとる物も、飾ってある物も高価なものやけどただの寄せ集めやな
テーマがバラバラで配置に拘ってる訳でも無い。寧ろ下品だ
私の部屋でこんな事されたら配置した奴ぶっ飛ばして追い出す様な案件や
し「行くで、うら子達は伯爵探しを頼むわ。私はせん子と合流する」
う「貴方、さっき立てた計画無視する気?合流はセンラとさか子の筈だけど?」
…会いたいんやもん
一刻も早く、せん子に
私の…
船「しま子ちゃん。手、白くなるくらい握っちゃアカンよ?」
し「んぇ?」
いつの間にか手に力が入っていたらしく、センラに手を開くように促された
手を見ると爪の喰い込んだ痕が掌にハッキリと着いていた
島「うら子、相棒に早く会いたい気持ちは良く分かるやろ?」
う「…それは分かってる。けどね、特徴とかで見分けるにはしま子が必要なの」
船「それは、俺でも出来るよ。やからしま子ちゃんを行かせてあげへん?」
し「2人共…」
うら子が悩んでる…
マジで有難い
さ「センラが判断出来るんなら大丈夫やない?早く合流する為にまーしぃくらい連れてった方がええとは思うけど」
う「しょうが無いわね…分かった。しま子と志麻はせん子と合流して」
し「有難うね」
島「おー」
「くれぐれも気を付けるのよ!」とうら子から言われ二手に別れた
島「せん子と別れたんはあの部屋な。傭兵が連れてったんはあっちの方向大部屋の奥や」
し「わかった」
大部屋?
そんな所に人を押し込めてんのやろか?
否、その奥って事は…
島「ここからは見えなくなってしまったから分からへん」
大部屋に入るとその奥に2つの扉があった
どっちかは分からないらしいが大丈夫や
し「ん。多分こっちや」
島「え?何で分かるん?」
し「右の扉は立地的に屋敷の端っこや、キッチンは裏口から食材を入れる為に外に面する場所に建てるから、有り得るのは左の扉」
島「すげぇ…」
顔に案外頭ええんやなって書いてある
腹立つわぁ
し「はぁ…。行くで」
島「おう」
待っとってなせん子
すぐ行くで
To Be Continued
112人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純奈(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品が面白くて、最初からいっきに読みました!大変な事もあると思いますが頑張ってください!更新を楽しみにしています!! (2020年5月8日 3時) (レス) id: 653fe62b39 (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 話しやすい方がいいですよね。しんどいだけですから(マイペース人) (2019年12月20日 16時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。(タメでいいのにと思ってしまったことは書かないでおきます) (2019年12月4日 11時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初めまして!コメントさせていただきます!お話の構成がすごくて、繰り返し読ませていただいています!これからも更新、頑張ってください!(推しの話や……!) (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
kuria(プロフ) - はじめまして!面白すぎて1日でここまで来てしまったw更新頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: 3b6c9a1b80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アシアト | 作成日時:2019年10月29日 22時