金髪美女の海賊 5

航海194日目 ページ30

side urako


う「さて、私達も行きましょうか」
し「せやな。彼奴らメイド服盗んで来るの忘れたせいで私らは結局普通の侵入やし」
さ「見張りは厳しくないらしいし大丈夫なんとちゃう？」

そうは言っても、彼等の情報道理なら適当に見回ってても見つかる配置なのよね

し「片っ端から倒してく？」
う「バカ？そんな事してターゲットを逃がしちゃったりしたらどうするのよ」
さ「捕まっとる人ら殺される事やってあるんやし、慎重に行かへんと」
し「確かに…」

本当に面倒臭い状況…

せん子には無理をしないでとは言ったけど、きっと捕まった人達は助ける
志麻やセンラも手伝ってくれるはず

せん子の言ってた伯爵様…その人が元凶なら潰さないとよね

う「見つからないように侵入して。その後は伯爵を探しましょう」
さ「顔も分からへんよ？」
し「行動とか、服とかそういうので判断出来るはずや。取り敢えずはうら子の考えで問題無いと思うで？」
う「決まりね。行きましょ」
しさ「りょーかいっ」

門の影から様子を見て誰も居ないことを確認してサッと中に入る

本当に隠れる所が少ない…

この低木、志麻やセンラなら無理だったかもしれないけど私達なら隠れられる

これがあるだけ幸運ね

センラの言っていたとおり、見張りの目を掻い潜り何とか玄関まで来た

…玄関に立ってる奴ら邪魔ね

し「((ﾎﾞｿｯ…殺る？」
う「((ﾎﾞｿｯ…待って」

他に方法は…

サッと屋敷を見ると、私達の正面、屋敷の角の奥の窓が開いていた

目配せをして2人に伝える

し「((ﾎﾞｿｯ…何で？」
う「((ﾎﾞｿｯ…罠かもね」
さ「((ﾎﾞｿｯ…行くしか無くない？」

それはそうね

しま子も同じ考えの様で、仕方ないと言わんばかりに首を振っている

1人ずつ見張り達の目を盗み屋敷の角の死角へと移動する
窓の下辺りに着くとそこにはセンラと志麻が待ち構えていてロープを降ろしていた

ナイス！
メイド服の件はチャラにできそうね！

これもまた、見張りに注意しながら1人ずつ登って行くのだが本当に警備がザルだった
堂々と登ってるのに気づかれなかった

部屋の中を見回すと如何にも高級ですって感じの品々が目に入る

目がチカチカしそうね…









To Be Continued

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