航海176日目 ページ12
side urata
さ「うらさん大丈夫？水飲める？」
浦「あぁ…ありがと…」
坂「体調悪かったん？カイ呼ぼか？」
浦「いや、大丈夫だ」
心配かけちまったな
せん子の話を聞いて思い出さなくていい事を思い出した
そのせいでおそらく顔色が悪くなって体調が悪いと思われたんだろう
浦「最近寝てなかったからそのせいかもしんねぇわ」
さ「そんな状態でさっきあれだけ暴れたん？阿呆やろ！もっと自分を大事にしてや！」
坂「原因がそれならええけど無理はダメやでな？」
浦「分かった。悪かったな」
ここに残らなかった奴らも出てく時に心配そうにしてたし後で謝ろう
俺にはもう関係無い事だし思い出す必要もないだろう
いつも通りの“俺”に戻んねぇと…
さ「少し診察するで？」
浦「大袈裟、大丈夫だよw」
坂「一応見てもらった方がええよ！それで今日はもう休む！」
浦「はいはいw」
そういうとさか子は脈を測ったりして診察をし始めた
此奴は海軍が育てた船医なだけあって手早く済ませていく
さ「殆ど異常なしやな。あ、少し貧血気味かな…、うらさん手見せて」
浦「ほい」
さ「うん…そうやな」
俺の爪や目の裏を見て診断を終わると真剣な表情で話し出した
さ「クマがあるから睡眠不足は勿論やけど、少し貧血気味やで鉄分ある食べ物食べるのと、水分もしっかり摂ること！」
浦「分かった」
さ「それと、睡眠不足も貧血の原因になるんやからしっかり寝る事」
浦「出来るだけ頑張る」
坂「うらさん、こういうのは頑張るもんやないんやで」
浦「それもそうかw」
俺がいつも通りに戻ると安心し、呆れたように次は気を付けるよう言ってきた
そこにうら子が戻ってきた
う「もう体調は大丈夫なの？」
浦「あぁ、心配掛けたな」
う「なら良かった。体調には気をつけなさいよ？」
浦「分かった」
ただの世話話の様な話ぶりだ
いつもなら過剰な程心配するのに
さ「うら子は何で戻ってきたん？」
う「あぁ、そうだった。浦田、貴方この件からは外すわよ。船長さんに外すよう言うつもりだから一応許可取りに来たの」
浦「はぁ！？大丈夫だ！ちょっと睡眠不足だっただけだ！」
冷めたグリーンの瞳が俺を射抜くように見詰めている
全てを見透かされている感覚に陥り、それが嫌で、声を荒らげて反論するがうら子の瞳は変わらず俺を射抜いている…
to be continued
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純奈(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品が面白くて、最初からいっきに読みました！大変な事もあると思いますが頑張ってください！更新を楽しみにしています!! (2020年5月8日 3時) (
レス) id: 653fe62b39 (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 話しやすい方がいいですよね。しんどいだけですから（マイペース人） (2019年12月20日 16時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。(タメでいいのにと思ってしまったことは書かないでおきます) (2019年12月4日 11時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただきます！お話の構成がすごくて、繰り返し読ませていただいています！これからも更新、頑張ってください！（推しの話や……！） (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
kuria(プロフ) - はじめまして！面白すぎて1日でここまで来てしまったw更新頑張ってください！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 3b6c9a1b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アシアト | 作成日時：2019年10月29日 22時
