金髪美女の海賊 4

紫の後悔（2） ページ45

side shima(過去編続き)


俺は篠村の親を怒らせた
その事で家族間の中も悪くなった

俺の両親は俺の学校での状況を知っていたらしく仕方ないと言ってくれていた

篠村との関係は崩れてしまったが他の奴らが慰めてくれたため孤独を感じることは無かった

そんなある日、誰かから手紙、もとい脅迫状が送られて来た

《20日の夜、学校まで来い。来なければお前の両親を殺す》

鳥肌が立った

この脅迫状は間違いなく篠村夫妻の物だと確信した
篠村夫妻は俺を殺 す気なんや、そうわかった

この事をすぐさま教師に報告し、両親にも言っておいた
先生は行く必要は無いと言ったが両親は行けと言った

両親に従い20日の夜、両親から贈られた拳銃を隠し持ち学校に入った

そこには案の定篠村夫妻が居て2人ともナイフ片手に俺を睨み付けていた

おばさんは「貴方のせいで！」と叫びながらナイフを振り回しおじさんは「死 ね！」と連呼しながらナイフを振り下ろした

元々逃げるのは得意だった為「止めてくれ」と言いながら逃げ回った

捕まってもうダメだという瞬間拳銃を取り出し弾を装填しトリガーを引いた

弾丸はおじさんの頭を貫通し、おじさんは死 んだ

おじさんを殺 した事によりキレたおばさんは俺に向かってきた
また装填し今度は狙ってトリガーを引いた

頭に命中しおばさんも死 んだ

そこに両親と警察が現れた
恐らく初めから見てたんやろうなと思いながら俺は事の顛末を見ていた

その事件は篠村夫妻の暴走により殺されかけた俺が護身の為にやった事で子供である事も含め無実とされた

両親はそうなる事が分かっていてそれを利用して、俺に篠村夫妻を殺させたとわかった

だから俺は誰にも何も言わずに寮を飛び出し別の港に来ていた海賊船に乗った

それがこの船やった






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

島「こんな感じやな」

嫌われたやろうか？
嫌やな…嫌われたくないわ

そう思ったのも束の間

坂「モテてたって自分で言う当たりムカつくわ」←
島「そこなん！？」

いや、もっとあるやろ

し「ヤンデレとか問題児に目を付けられるお前らの体質何なん？」←
島「だからそこや無いやろ！」

可笑しいやろ！誰か普通の奴居らんのか！？








To Be Continued

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