有栖川帝統の場合 ページ47
『え〜?勝利の女神なんてそんなことないですよ〜』
取り敢えず言わせて欲しい。俺は悪くない
悪いのはついてきた兄貴と兄貴の運だ
マイクの影響で兄貴が女になって
そのための服を買うため賭場に行くと言うと
兄貴が申し訳無いからと着いてきた
でもまぁ兄貴の運はかなりすごいので
付いてきてくれるのも正直ありがたかった
ありがたかった。大勝ちできたし
それでさて帰ろうかと思い兄貴の方を見ると
兄貴は大勢の人に囲まれていた
俺が一緒にいて大勝ちしていたから
多分それをみたやつが大勢いたんだろう
というか囲まれててる兄貴もなんざらではなさそうだった
そして兄貴はそのまま頼まれてその人たちの側にいた
結果とすると他の奴らは大負けしていた
しかし大負けした奴らもまさか本当に勝てるとは思ってなかったようで
笑いながら負けちゃったよと言っていた
『待たせてごめん。帰ろ?』
「…おう」
俺の方に帰ってきた兄貴の顔が凄い悪そうな笑顔で
背筋に何か冷たいものが走る
『あ〜面白かった』
「…兄貴なんか顔怖いぞ?」
『うん。あそこはどうやら裏でヤバいものを売ってたみたいでさ
あそこで俺が勝ってたら俺も売り物になってたからハラハラだったよ
これが賭け事するときに感じるスリルってやつか〜』
その言葉に俺は鳥肌が立った
これは…やばいものを味あわせてしまったかもしれない
後日その賭場が人身売買をしていたと新聞に出ていた
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アスカ - 面白かった (2020年10月19日 16時) (レス) id: b5c5374a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木六花 | 作成日時:2018年12月29日 17時