あいつの兄です【ヒプマイ】 (ページ41)

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山田二郎の場合ページ41

休みの日の朝ほど起きれない日はないだろう
こういう朝はいつも三郎が起こしに来るまで起きれない
今日もいつも通り顔にまくらを投げつけられ
二人で良い匂いがする下へと向かう
そしてドアを開けてにいちゃんにおはようを…
「にいちゃんおは…」
「！おい低脳急に立ち止まるな…」
三郎も俺に文句を言おうとした後
完全に思考が停止してしまったようだ
まぁそりゃそうだろう。
そこにはスタイル抜群の清楚な女の人が居たのだから

「つまり…マイクの影響で女になってしまったと」
それに必死に首を縦に降るにいちゃん
そんなラノベみたいな事があるのかと思ったが
そう言われれば雰囲気が似てる気もした
元々顔立ちがいいので凄く美人だった
服はヨコハマのやつに貰ったらしい
それがとても兄ちゃんに合っていて少し悔しい
『取り敢えず今日はこれで過ごすとして… 二人ともどうする？』
俺と三郎の方を見てそう言う兄ちゃんに二人で首を傾げた後思い出した
今日は前から一緒に遊びに行こうと計画していて
今日だけは兄ちゃんも仕事はしないと約束していた
たしかにそれはあるけど、その姿はどうだろう
そう思った俺の心を読んだように兄ちゃんはニヤッと笑い
『もしもの時はじろが守ってくれるだろ？』
その笑顔がいつもみたいにかっこよく見えて
それもそうだと思ってしまった