伊奘冉一二三の場合 ページ18
『ちょ、別に俺の勝手じゃないかな?』
「いやいや。そんな事ないから!」
理由:髪の色
俺と兄ちゃんの髪の色は違う
俺は金髪で兄ちゃんは黒髪
昔はよく同じがいいと兄ちゃんや両親に言ったもので
それなりに大きくなってからも兄ちゃんの黒髪には憧れがあったし
それが街の中で一番綺麗だと思っていたし好きだった。なのに
『店長に髪色が地味って怒られてさ〜
前から一二三の金髪綺麗だな〜って思ってたしね』
兄ちゃんの髪の色が俺と同じになったのは突然だった
素直にショックだった。
「なにそれ。人に言われたからって染めちゃっていいの?」
『え、一二三なんで怒ってるの。一二三とお揃いよ?』
確かにお揃いは嬉しいんだけどさ…そういうんじゃないんだよなぁ
ていうか店長もなんで地味なんていうかな
別に店には黒髪の子もいっぱいいるのにさ…
『お〜い一二三さん?』
ていうかいつの間に染めたんだろう…
ここ最近は店に一緒に出てたし昨日は夜遅くに帰ってきて
起きたらこうなっていた…ん?
「まさか」
『お、意識やっと戻ってきた』
「それってブリーチして無かったりする?」
俺のその言葉に首を傾げている兄ちゃん
もしかして意味わかってない?
「えっと…色落としたりした?」
『いや?落としてないよ?』
それならいつかは色も落ちるか…
まぁつぎは染めないように言えばいっか
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アスカ - 面白かった (2020年10月19日 16時) (レス) id: b5c5374a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木六花 | 作成日時:2018年12月29日 17時